一橋大学大学院言語社会研究科と連携しています!

更新日:平成29年6月15日

  2017年3月末、公民館と一橋大学大学院言語社会研究科は、社会連携に関する覚書を取り交わしました。近年、公民館では、言語社会研究科で積みあげられてきた豊かな「人文学」の研究成果と、市民の社会教育・生涯学習との相互の交流・発展を目指して、様々な連携事業を実施してきました(下の「これまでの連携事業実績」参照)。

  今後、さらなる協同を推進する覚書の取り交わしを機に、いつもご尽力いただいている一橋大学教授・武村知子さん(写真左端)に文章を寄せていただきました。

覚書取り交わしの様子

取り交わした覚書をもつ坂井言語社会研究科長(中央前列左)と石田公民館長(中央前列右)

 

  2013年以来、一部の教員および大学院生を中心に、公民館と、市民のみなさんとの協同によるささやかな企画がヴォランタリーに試みられてきました。大学という囲いの外へ踏み出て、多様な学問の営みを、すぐ外側にひろがっている地域社会の営みにどうしたら自然に、しなやかに接続できるだろうか? その手さぐりの試みのなかで、市民のみなさんの広やかな暖かさと厳しさに触れ、そのつど教員も学生も身の引き締まる思いをしながら、大学院で学ぶのとはまた異なったさまざまなことを日々学んできました。
  国立市公民館が確固たる伝統をもつ筋金入りの公共活動母体であるのにひきかえ、一橋大学大学院言語社会研究科は総勢たったの16名、2016年度に創立20周年を迎えたばかりです。ここ公民館で与えられる貴重な経験に報いるだけのものをちゃんと提供してゆけるかどうか、それは私たちに課される重い課題ですが、「社会科学の総合大学」一橋大学の片隅で「人文学」をこととする私たちの営為は、おそらくいかなる学問にも増して、誰もが日々の生活の中で学びとろうとする様々なものごとと密に接続しているはずだと確信しています。共に手を携えて他にはない経験の場をつくり、その経験を可能な限り豊かなものにしてゆければと、一同こころから願っている次第です。今回の覚書取り交わしをひとつの節目として、その願いがさらに広く遠くまで届くようになるならば、このうえなく嬉しいことです。ささやかなことも深淵なことも人生の奥底で共有しながら、異なる視点を織り交ぜて、一緒に広い世界を探究してゆきたいと思います。

一橋大学大学院言語社会研究科評議員 武村知子

 

これまでの連携事業のあゆみ

○2013(平成25)年度
  2月 院生講座 第一弾 映画の音響効果学―見えない声から何かが見える?
  3月 《くにたちPoD(注)》活動終了
  (注)…2012年度から実施していた国立市民、一橋大学教員・大学院生、公民館職員による自主勉強会。

○2014(平成26)年度
  5月 院生講座 第二弾 建築と映像―光と影から見る建築
  10月 院生講座 第三弾 世にも奇妙な小津映画―揺れない列車と鳴り続けるピアノ
  1から3月 連続講座 「寛容」について学び、伝え、考える
  2 月 院生講座 第四弾 テレビに宇宙人がやってきた!―初期ウルトラシリーズから迫る“本格特撮テレビ映画”の正体

○2015(平成27)年度
  5 月 院生講座 第五弾 救いをもたらすのは一体誰?―オペラにおけるフィナーレの変遷
  12 月 院生講座 第六弾 「故郷」とはいかなる場所か?―『苦界浄土 わが水俣病』と流民の故郷
  1から3月 連続講座 「クリーンなもの」と「クリーン」でないもの―今日の「不寛容」について考える

○2016(平成28)年度
  5月 院生講座 第七弾 近代中国における自伝の誕生
  12月 院生講座 第八弾 日本は「見える」のか?―「異文化」として日本と翻訳の問題
  1から3月 連続講座 街角にいつも「大学」がある―くにたち教養マッピング

(注)これまでの実績の詳細をまとめた冊子等がありますので、公民館までお問い合わせください。

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