市登録有形・民俗(5)

更新日:2023年06月30日

坂下ほうぞう倉共同用具

文化財分類種別

市登録有形民俗文化財

所在地

国立市谷保6231 くにたち郷土文化館

公開状況

公開
見学を希望される場合は、事前にくにたち郷土文化館までお問い合わせください。042-576-0211

所有者・管理者

国立市(管理:くにたち郷土文化館)

登録日

平成12年4月1日

概要

「坂下組」の講中により管理されていた「ほうぞう倉」の民俗資料です。祝儀(婚礼)用具、葬式用具、祭礼用具、共用用具、調理用具、信仰用具など、祝儀・不祝儀に係る資料からなり、谷保の講に係る地域資料として貴重な資料です。

 

祭礼幟旗

(写真)祭礼幟旗

文化財分類種別

市登録有形民俗文化財

所在地

国立市谷保6231 くにたち郷土文化館

公開状況

公開

所有者・管理者

青柳稲荷神社(管理:くにたち郷土文化館)

登録日

平成13年4月1日

概要

長さ:11.4メートル、幅:1.1メートル。
一対からなる祭礼用の幟旗で、青柳稲荷神社の祭礼の際に掲げています。
旗の中央には、約1メートル四方の大きさで「正一位稲荷神社」、右側に「大正四年二月 青柳氏子中」、左側に「本田定年謹書」とかかれています。
勇壮な幟旗で、近世青柳村の生活及び振興に関わる民俗資料として重要です。

 

祭礼幟(弘化四年)

文化財分類種別

市登録有形民俗文化財

所在地

国立市谷保5209 谷保天満宮

公開状況

非公開

所有者・管理者

谷保天満宮

登録日

平成15年4月1日

概要

祭礼幟は、祭礼時に建てられた幟で、信仰に係る民俗資料として貴重なものです。
市内では「天満宮」「青柳稲荷神社」「厳島神社」の7資料が存在しますが、この内の6点について手がけたのが、下谷保の本田家(10から13代)です。この幟もまた、11代定済(覚庵)によって弘化4(1847)年に書かれたものです。

 

青柳地蔵堂内石造地蔵菩薩立像・石造六地蔵立像

文化財分類種別

市登録有形民俗文化財

所在地

国立市青柳238-6

公開状況

非公開

所有者・管理者

青柳稲荷神社氏子会

登録日

平成27年4月1日

概要

青柳稲荷神社参道入口の地蔵堂には、地像菩薩3躯、六地蔵11躯が安置されています。その内、元文4(1739)年造立の地像菩薩1躯と、天明3(1783)年に造立されたことが判明している1躯を含む六地蔵6躯は国立市登録有形文化財になっています。

六地蔵とは、仏教の六道輪廻の思想(全ての生命は六種の世界に生まれ変わりを繰り返す)に基づき、六道のそれぞれを六種の地蔵が救うとする説から生まれたものです。六地蔵の個々の名称については一定していません。

青柳地域では、かつて念仏講が行われており、その名残りで堂の脇には安政 3(1856)年の手水石(国立市登録有形文化財)が置いてあります。その手水石とともに、地蔵堂に安置された地蔵は地域の習俗を知る上でも貴重な資料です。

 

神農坐像(本田家屋内神棚)及び厨子附神農図及び画賛

(写真)神農坐像

文化財分類種別

市登録有形民俗文化財

所在地

国立市谷保5122番地

公開状況

非公開

所有者・管理者

国立市

登録日

平成31年4月1日

概要

江戸時代に名主・医者であった旧下谷保村の本田家に祀られてきた木造の神農坐像です。神農とは元々は中国で農業の始祖、また医薬、交易の神とされ、のちに日本では主に医家や薬種関係の家で信仰されるようになりました。神農はふたつの牛の角を持ち、木の葉の衣を身に着け、薬草を噛む仕草をした老人の姿で表現されます。

台座には「文化元年(1804)冬」の墨書があることと彫刻の特徴から、本田家九代定綏(随庵)が医者として活躍した時代のものと考えられます。また「小野宮邑住 澤井杢作之」の墨書からは、旧本宿村小野宮(現府中市)に住む人が制作に関わったと思われます。小野宮には本田家と交流があった医者の内藤家もあることから、江戸時代の医家の信仰がわかる貴重な資料であると同時に近隣地域とのつながりをうかがわせる地域資料としても重要なものと言えます。

 

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 教育部 生涯学習課 社会教育・文化芸術係



住所:186-8501 国立市富士見台2-47-1 国立市役所 3階(45番窓口)
市役所のご案内
電話:042-576-2111(内線:323)
ファクス:042-576-3277
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