〈院生講座〉この女(ひと)を見よ―サラ・コフマン自伝『オルドネル通り、ラバ通り』を読む―

更新日:平成31年2月5日

講師 ファヨル入江 容子(一橋大学博士研究員)

  1942年、ナチス占領下パリ、18区オルドネル通り。
  哲学者サラ・コフマンは7歳でした。父はアウシュヴィッツ強制収容所へ連行され、自身も、母とともに、同区ラバ通りのフランス人女性のもとに身を隠すことに。
  父の不在。実母と養母―異なる伝統を持つ二人の母―との葛藤。自伝『オルドネル通り、ラバ通り』には、ユダヤ人迫害を生き延びた少女が、自らの人生を選択し、哲学者となるまでが描かれています。傾倒していたニーチェ生誕150周年の1994年に自ら命を絶つまで、多くの書物を残したコフマン。この自伝が事実上、最後の著作となりました。
  本講座では、草稿を参照しながら自伝を読み解き、コフマンの幼年期とやがて育まれた「私」自身の生を肯定する思想との間に秘められた関係を明らかにします。前半では、彼女の父との、後半では、二人の母との記憶を辿ります。

時間 2月24日、3月10日(全2回)
いずれも日曜日、午後2時から午後4時
場所 公民館 3階講座室
定員 25名(申込先着順)
申し込み 2月8日(金曜日)午前9時から
公民館電話 042(572)5141

(注)一橋大学大学院生による講座

  国立市内の一橋大学では、研究者を目指す大学院生が日夜研究に励んでいます。そこで公民館が架け橋となり、若手研究者と地域社会との交流講座を続けてきました。今回はスペシャルに「ポスドク」編。博士学位を取得して間もないパリパリの若手学者が、最新の研究をご紹介します。

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