特別支援教育

令和4年12月18日(日曜日)「国立市のフルインクルーシブ教育を語る会」を開催しました。インクルーシブ教育に関する情報提供後、本市におけるフルインクルーシブ教育の実現に向けて、グループに分かれて意見交換を行いました。

次回は、2月11日(土・祝)に開催する予定です。詳細については、市報くにたち(1/5号)をご覧ください。

資料 (議事録は準備中です)

令和5年度より、国立第六小学校に、市立小学校3校目となる自閉症・情緒しょうがい特別支援学級を開設します。情緒的な要因から、通常の学級における学習が難しい児童、または週1回程度の特別支援教室での指導だけでは十分その効果を上げることが難しい児童を対象とした学級です。

詳細は下記のリーフレットをご覧ください。

特別支援教育とは

 通常の学級における指導だけでは十分に力を伸ばすことが困難な子どもたちに対して、一人一人のしょうがいの種類・状況に応じ、特別な配慮のもとに適切な指導が行われています。学びの場として、特別支援学校、特別支援学級(知的しょうがい、自閉症・情緒しょうがい等)、特別支援教室、通級指導学級(難聴・言語しょうがい)があります。加えて、国立市では通常の学級においてスマイリーサポートによる学習・自立の支援体制があります。

国立市の特別支援教育の支援形態

特別支援学級(知的固定)

• 知的しょうがいのある児童・生徒が対象となります。
• 1学級定員8名、週28時間程度の個別・少人数指導を行うとともに、交流及び共同学習を行っています。
• 学級担任と連携しながら、特別支援学級指導員及び交流学習支援員が、児童・生徒のしょうがいに応じた個別・小集団での指導や通常の学級との交流及び共同学習の支援にあたっています。

小学校 特別支援学級の教育目標(例)

• 自分で考え 活動する子
• 仲良く 助け合う子
• 体を動かし 元気な子

小学校 特別支援学級の時間割(例)

学年により、教科名等が異なる場合があります。

中学校 特別支援学級の教育目標(例)

• 基本的な生活習慣を身に付け、社会性を養う。
• 自立や社会参加に必要な知識、技能、態度を養う。
• 自他を大切にし、他を思いやる心を育てる。
• 自らの生命を大切にするとともに、心身の健康の増進を図る。

中学校 特別支援学級の時間割(例)

学年により、教科名等が異なる場合があります。

特別支援学級(情緒しょうがい等固定)

• 自閉症・情緒しょうがいがあり、特別支援教室での指導時間では不十分な児童・生徒が対象になります。
• 1学級定員8名、週28時間程度の個別・少人数指導とともに、交流及び共同学習を行っています。
• 学級担任と連携しながら、特別支援学級指導員及び交流学習支援員が、児童・生徒のしょうがいに応じた個別・小集団での指導や通常の学級との交流及び共同学習の支援にあたっています。

通級指導学級(難聴・言語しょうがい)

• 難聴・言語しょうがいのある児童・生徒が対象になります。

• 通常の学級で学習すると同時に、週に1回から2回程度週8時間を上限に、通級して指導を受けるものです。
• 「きこえ」では、聴力の確かめや正しく聞き取る練習、状態に応じて発音や言語の力を伸ばす学習を行います。「ことば」では、発音、吃音、言語発達、読み書きの指導・支援を行います。また、在籍学級での環境調整なども行います。

• 在籍校・保護者と連携を取りながら、指導を進めます。

特別支援教室

• 情緒しょうがい等のあるお子さんが対象となります。                           
• 平成31年度から全ての小・中学校に特別支援教室が設置され、通級指導学級(情緒しょうがい等)から在籍校で対象児童・生徒が指導を受ける「特別支援教室」に移行しています。

★…拠点校

★…拠点校

スマイリーサポート

• 発達しょうがい等、何らかのしょうがいがあるお子さんが対象となります。
• スマイリースタッフが担任等とともに学習支援や自立支援を行います。
• 国立市立小・中学校全校に配置しています。

都立特別支援学校(抜粋)

(注)通学区域

【武蔵台学園】

知的障害教育部門：国立市東

【立川学園】

知的障害教育部門：国立市北、 西、中、青柳、石田、富士見台、矢川、泉、谷保

聴覚障害教育部門：全域

交流及び共同学習

特別支援学級では、通常の学級との様々な交流を行っています。交流及び共同学習には、児童・生徒相互がしょうがいに対する理解を深めたり、豊かな人間性をはぐくんだりすることを目的とする交流の側面と、教科のねらいの達成を目的とした共同学習の側面があります。

給食での交流

同学年や異学年の友だちと一緒に食事をします。

行事での交流

運動会、遠足、移動教室、修学旅行などを一緒に行います。

学年、学級との交流

学級活動や学年行事を他の学年や学級と一緒に行います。

クラブ、委員会交流

児童会や生徒会、クラブ活動などで交流します。

教科での交流

お子さんの実態に応じて通常学級における教科学習に参加することもあります。

副籍交流

都立特別支援学校に在籍する児童・生徒が居住地の国立市立小・中学校に副次的な籍(副籍)を置いて、直接的な交流や間接的な交流を通じて、地域とのつながりを維持・継続するための制度です。

直接的な交流

学年・学校行事への参加、授業等への参加

間接的な交流

学級だより、学年だより等の交換

国立市特別支援学級等「就学相談」の流れ

「就学相談」の流れについては、以下の添付ファイルをご覧ください。

就学相談の受付については、以下のリンク先のページをご覧ください。就学相談は、定められた一定の手続きによって行いますので、早めにご連絡くださいますようお願いします。