第14回市民意識調査における不適切な設問に対するお詫びとしょうがいしゃがあたりまえに暮らすことのできる地域づくりについて

更新日:令和5年5月17日

「第(だい)14回(かい)市民(しみん)意識(いしき)調査(ちょうさ)における不適切(ふてきせつ)な設問(せつもん)に対(たい)するお詫(わ)び」と「しょうがいしゃがあたりまえに暮(く)らすことのできる地域(ちいき)づくり」について

しょうがいしゃがあたりまえに暮(く)らすことのできるまち

国立市(くにたちし)(だれ)もがあたりまえに()らすまちにするための「しょうがいしゃがあたりまえに()らすまち宣言(せんげん)」の条例(じょうれい)」は、()平成(へいせい)17(2005)(ねん)(こく)()した「しょうがいしゃがあたりまえに()らすまち宣言(せんげん)」が基本(きほん)理念(りねん)となっています。この宣言(せんげん)は、しょうがいしゃが、かつてのように、施設(しせつ)病院(びょういん)(はい)ったきりになったり、介護(かいご)(とう)家族(かぞく)(かか)()んだりすることなく、(だれ)もが地域(ちいき)生活(せいかつ)できるようにという(おも)いを()めて、市内(しない)のしょうがいしゃ(みずか)らが参画(さんかく)宣言(せんげん)をまとめ、国立市(くにたちし)議会(ぎかい)により、()宣言(せんげん)とされたものです。

この宣言(せんげん)基本(きほん)理念(りねん)と、しょうがいしゃに(たい)する市民(しみん)(およ)()業者(ぎょうしゃ)理解(りかい)(ふか)め、しょうがいしゃに(たい)する差別(さべつ)をなくすための()()みの推進(すいしん)()けて、国立市(くにたちし)市民(しみん)(およ)()業者(ぎょうしゃ)責務(せきむ)(あき)らかにするとともに、しょうがいのある(ひと)もない(ひと)もともに尊重(そんちょう)()い、安心(あんしん)して()らすことができるまちの実現(じつげん)目的(もくてき)として条例(じょうれい)制定(せいてい)しました。

この宣言(せんげん)(およ)条例(じょうれい)制定(せいてい)されたことは、国立市(くにたちし)地域(ちいき)(だれ)もがはぐくみ()える、差別(さべつ)のない、ともに出会(であ)えてよかったという関係(かんけい)をつくっていく現在(げんざい)国立市(くにたちし)のまちづくりの出発点(しゅっぱつてん)ともいえるものです。

(だれ)もがあたりまえに()らすまちを目指(めざ)し、当事者(とうじしゃ)方々(かたがた)のご意見(いけん)をお(うかが)いすることにより、国立市(くにたちし)独自(どくじ)地域(ちいき)参加型(さんかがた)介護(かいご)制度(せいど)()まれるなど様々(さまざま)施策(しさく)(すす)めてまいりました。

市民(しみん)意識(いしき)調査(ちょうさ)における不適切(ふてきせつ)な設問(せつもん)に対(たい)するお詫(わ)び

しかしながら、(だい)14(かい)国立市(くにたちし)市民(しみん)意識(いしき)調査(ちょうさ)において、しょうがいしゃに(たい)する差別(さべつ)()たる設問(せつもん)掲載(けいさい)していました。これまでソーシャルインクルージョンを理念(りねん)として(かか)げ、「しょうがいしゃがあたりまえに()らすまち宣言(せんげん)」をおこない、さらに、「国立市(くにたちし)(だれ)もがあたりまえに()らすまちにするための「しょうがいしゃがあたりまえに()らすまち宣言(せんげん)」の条例(じょうれい)」を()国立市(くにたちし)として、差別(さべつ)はあってはならないものと(かんが)えてきました。しかしながら、今回(こんかい)、このような設問(せつもん)調査(ちょうさ)(じっ)()しましたことを(ふか)反省(はんせい)するとともにお()(もう)()げます。

 

()(つづ)きしょうがい当事者(とうじしゃ)安心(あんしん)して()らすことのできる地域(ちいき)目指(めざ)すため、以下(いか)のとおり本件(ほんけん)問題点(もんだいてん)総括(そうかつ)し、改善(かいぜん)()けて()()みます。

経過(けいか)

(だい)14(かい)市民(しみん)意識(いしき)調査(ちょうさ)は、令和(れいわ)4(2022)(ねん)2(がつ)調査(ちょうさ)(おこな)い、3(がつ)報告書(ほうこくしょ)をとりまとめました。

令和(れいわ)4(2022)年度(ねんど)(かい)(さい)された国立市(くにたちし)地域(ちいき)福祉(ふくし)計画(けいかく)策定(さくてい)委員会(いいんかい)にて、委員(いいん)より「この調査(ちょうさ)(なか)差別(さべつ)助長(じょちょう)するような設問(せつもん)がある」(むね)指摘(してき)されました。

問題(もんだい)となった設問(せつもん)

(()い)

あなたは「しょうがいがある(ひと)身近(みじか)でふつうに生活(せいかつ)していることがあたりまえだ」という(かんが)(かた)について、どう(おも)いますか。

(回答(かいとう)選択肢(せんたくし))

そう(おも)う、どちらかと()えばそう(おも)う、どちらかと()えばそう(おも)わない、そう(おも)わない、一概(いちがい)()えない、わからない

今回(こんかい)の問題点(もんだいてん)

国立市(くにたちし)(だれ)もがあたりまえに()らすまちにするための「しょうがいしゃがあたりまえに()らすまち宣言(せんげん)」の条例(じょうれい)」が平成(へいせい)27(2015)(ねん)12(がつ)制定(せいてい)されました。この条例(じょうれい)により(だれ)もがあたりまえに()らせるまちを目指(めざ)すために、調査(ちょうさ)(おこなう)うこととしました。

この設問(せつもん)は、その認知度(にんちど)(はか)る(向上(こうじょう)させる)ために平成(へいせい)29(2017)(ねん)2(がつ)調査(ちょうさ)から項目(こうもく)追加(ついか)したものです。

設問(せつもん)にある「しょうがいがある(ひと)身近(みじか)でふつうに生活(せいかつ)していることがあたりまえだ」という(かんが)(かた)当然(とうぜん)あるべきものです。

しかし、この(かんが)(かた)をどう(おも)うかという()いになっており、「そう(おも)わない」と選択(せんたく)することができる設問(せつもん)となってしまっています。

これは、「そう(おも)わない」、つまり、「しょうがいがある(ひと)身近(みじか)でふつうに生活(せいかつ)していることがあたりまえ」ではないことを許容(きょよう)してしまう危険性(きけんせい)があります。また、今回(こんかい)は「しょうがいがある(ひと)」が設問(せつもん)対象(たいしょう)ですが、どのような(ひと)(たい)してもこのような()(かた)をすべきではありません。そのことを()見落(みお)とし、こうした設問(せつもん)市民(しみん)意識(いしき)調査(ちょうさ)(くわ)えられ、外部(がいぶ)(かた)から指摘(してき)があるまで()()かなったことに問題(もんだい)がありました。

また、このことにより、差別(さべつ)助長(じょちょう)され、しょうがいしゃの地域(ちいき)での生活(せいかつ)(おびや)かされかねないと当事者(とうじしゃ)恐怖(きょうふ)(かん)じさせてしまったことを痛切(つうせつ)反省(はんせい)しお()(もう)()げます。()としては、二度(にど)とこのようなことを()こさないよう、(つぎ)のように対応(たいおう)します。

対応(たいおう)

(1)市役(しやく)所内(しょない)において本件(ほんけん)における問題点(もんだいてん)(きょう)(ゆう)します。

(2)市民(しみん)意識(いしき)調査(ちょうさ)における当該(とうがい)調査(ちょうさ)項目(こうもく)変更(へんこう)するとともに、調査票(ちょうさひょう)全体(ぜんたい)点検(てんけん)(おこな)います。

(3)点検(てんけん)()たっては、()役所(やくしょ)内部(ないぶ)でのチェック体制(たいせい)検討(けんとう)するとともに、当事者(とうじしゃ)からの意見(いけん)()きながら(すす)めます。

(4)()発信(はっしん)する情報(じょうほう)影響力(えいきょうりょく)再度(さいど)認識(にんしき)し、差別(さべつ)(しょう)じることの()いように注意(ちゅうい)(はら)うことを徹底(てってい)します。

(5)職員(しょくいん)人権(じんけん)意識(いしき)向上(こうじょう)目指(めざ)し、しょうがい当事者(とうじしゃ)による職員向(しょくいんむ)人権(じんけん)研修(けんしゅう)計画(けいかく)実施(じっし)します。

しょうがいしゃがあたりまえに暮らすまち宣言

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