平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワーク

更新日:2025年12月05日

平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワーク会議は、東京都多摩地域で平和首長会議国内加盟都市に加盟している26市で構成しています。平和首長会議が2025年までの行動計画(PXビジョン)の中で目標として、新たに「平和文化の振興」を掲げており、多摩26市では、「平和文化の振興」に向けた取り組みを、市民一人一人が日常の中で平和を考え行動する意識を根付かせるために、東京都多摩地域において自治体間ネットワークを形成し、自治体間で相互に情報共有・情報交換を通じて、多摩地域全体で平和文化の振興の向上を図ることを目的としています。

経過

 

〇令和4年2月4日
平和首長会議会長松井一實広島市長から国立市長に対し、令和3年7月に策定された「持続可能な世界に向けた平和的な変革のためのビジョン」(略称:PXビジョン)において、新たに掲げた「平和文化の振興」を面的に広げるために、東京多摩地域におけるネットワーク形成の依頼があった。

〇令和4年8月26日
令和4年度第4回東京都市長会議において、広島市長より「平和首長会議における平和文化の振興について(資料2)」の説明とネットワーク形成の依頼があった。

〇令和4年9月2日
国立市より多摩25市に対し、ネットワーク会議結成の参加意向確認を行い、25市全ての自治体から参加の意向があった。

〇令和4年10月19日
広島市で開催された「第10回平和首長会議総会」において、「会議2. 加盟都市の役割」の中で、スペイン(グラノラーズ市)、カナダ(モントリオール市)、ドイツ(ハノーバー市)と並び、日本国内の事例として本ネットワークの取り組みを代表して国立市長から報告した。

○令和5年7月10日
令和5年度第1回の市長会議の開催

令和5年度第1回平和ネット市長会議

○令和6年1月25日
令和5年度第2回の市長会議の開催

令和5年度第2回平和ネット市長会議

○令和6年5月24日
令和6年度第1回の市長会議の開催

令和6年度第1回平和ネット市長会議

以降、年2回程度市長会議を開催。

宣言文

 私たち平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワークは、平和首長会議の「持続可能な世界に向けた平和的変革のためのビジョン」の中で掲げている「平和文化の振興」に向けて東京都多摩地域共同で取り組むことを宣言します。

一、 市民一人一人が平和を願い、日常生活の中で自分ができることを考え行動する「平和文化」を東京都多摩地域に根付かせ、市民社会における平和意識を醸成していきます。

一、 戦禍や被爆の実相を共有・継承し、「平和文化」の担い手を育成していきます。

一、 世界中に平和文化を根付かせ、世界恒久平和を実現するために、東京都多摩地域の自治体が連携して「平和文化の振興」に取り組み、その取り組みを国内外へ発信していきます。

平和ネット宣言文
平和ネット宣言文(英訳版)
平和ネット概要

参加自治体の平和事業の紹介

八王子市

昭和20年8月2日未明に起きた「八王子空襲」。米軍の爆撃機による空襲は約2時間にわたり、死者は約450名、負傷者は約2,000名、当時の市街地の約80パーセントが焼失しました。

八王子市では、毎年、八王子空襲のあった8月2日を含む8月の期間、「こどもたちに伝えたい この想い」をテーマに、「平和展」を開催しています。

平和について改めて考える機会として、ぜひ、お越しください。

武蔵野市

武蔵野市には、戦前から戦中にかけて現在の都立武蔵野中央公園周辺に中島飛行機武蔵製作所があり、ゼロ戦など軍用飛行機のエンジンを生産したことから、空襲を受け多くの戦災を受けた歴史があります。武蔵野市では、平和都市として未来の子どもたちに平和な世界を継承していくために、戦争の悲惨さと、平和の大切さを発信し続けていくことが必要であると考え、さまざまな平和事業を行っています。

三鷹市

三鷹市は、昭和57年に「三鷹市非核都市宣言」、平成4年には「三鷹市における平和施策の推進に関する条例」を制定し、非核・平和施策に積極的に取り組んでいます。そして、毎年8月を平和強調月間と位置付け、8月15日の終戦記念日に「戦没者追悼式並びに平和祈念式典」「平和アニメ上映会」などの平和事業を開催しています。この機会に、平和についてあらためて考えてみませんか。

府中市

府中市では、昭和61年8月15日に行われた「平和都市宣言」に基づき、毎年、平和展、平和のつどいなどを行い、市民の皆さんに平和の尊さを考えていただく事業を進めています。
一人でお気軽に、ご家族・ご友人と一緒に、ぜひご参加ください。

調布市

調布市では,戦争による被害の実相や次代を担う子どもたちの平和への想いなど,
様々な角度から戦争・平和について学び,考える機会とするため「平和展」を開催します。
広島や長崎,大阪などから借用した戦争の悲惨さを伝える貴重な資料のほか,調布市郷土博物館の戦争資料を展示します。
調布市は、時代を担う子どもたちに戦争の悲惨さや平和の大切さについて肌で学ぶ機会を設け、その成果を広く市民へ還元することを目指す中学生被爆地派遣事業(ピースメッセンジャー事業)を実施しています。

町田市

戦争の悲惨さや平和の尊さについて考え、次世代に語り継ぐ機会とするため毎年「夏の平和イベント」として、平和祈念事業を町田市生涯学習センターにて行います。詳しくはHPをご覧ください。

小金井市

小金井市の非核平和事業は、平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワークに加盟している26市にお住まいの方にもご参加いただけます。ぜひお越しください。

小平市

図書館では毎年7月から8月にかけて、戦争に関連する本を市内図書館から集めて「戦争を忘れないために」と題して貸し出ししています。今後も小平市や各市の平和の取組ついて、「小平市・多摩地域各市の平和事業の紹介」ページを順次更新していきます。

日野市

日野市は「平和が市民生活の基本」の理念のもと、戦争による悲惨な生活を繰り返さないよう、平和事業に取り組んでまいりました。
戦争を経験した人は年々少なくなっています。改めて、人々に大きな苦しみと悲しみをもたらした戦争について学ぶことで、平和の尊さを見つめなおし、平和憲法の精神尊重と恒久平和の実現を目指しましょう。

東村山市

東村山市は、核兵器の廃絶と恒久平和の願いをこめて、昭和62年9月25日に「核兵器廃絶平和都市宣言」を行いました。原子爆弾の恐ろしさや平和の尊さを感じていただき、それを次世代に引き継いでいくために「核兵器廃絶と平和展」を開催します。

福生市

福生市では、毎年8月に「平和のつどい」を開催しています。「市民が語り継ぐ昭和」として、市民の方に軍事教練や勤労奉仕などの少年時代の体験について講演していただくとともに、ピアノ&ボーカルユニット「4pc(フォーピース)」による平和と昭和をテーマとした歌の演奏を楽しんでいただきます。

東久留米市

東久留米市では、8月1日・2日に東久留米市役所において「2024 東久留米市平和事業 平和資料展『東京空襲体験画』展」を開催します。すみだ郷土文化資料館より借用した「東京空襲体験画」、当市生涯学習課(郷土資料室)所蔵の戦争関連資料「東久留米市内の戦争の痕跡」及び当市図書館所蔵の平和に関する書籍を展示します。展示を通して当時の惨状を痛感し、改めて平和について考える時として、一人でも多くの方にご覧いただけますと幸いです。ぜひお越しください。

武蔵村山市

武蔵村山市では、市民の皆様に平和の尊さ、平和な暮らしをあらためて感じていただく取組みの一つとして、8月15日から29日にかけて「原爆・東京大空襲パネル展」を実施します。
市役所へお越しの際は、ぜひ御覧ください。

多摩市

今の世界は怖いですか あなたの声が平和をつくる

これは、多摩市子ども被爆地派遣事業の歴代派遣員で ある中学・高校生が考えた、第34回平和展のキャッチコピーです。
ぜひ多摩市平和展にお越しいただき、会場で見て、聴いて、肌で感じてください。

羽村市

羽村市では、過去の悲惨な戦争体験を風化させることなく、市民が日常生活から「平和の尊さ」を感じ取ることができ、平和について考える機会となるよう、平和啓発事業を実施しています。

あきる野市

あきる野市では、8月7日から15日まで「秋川の百年」及び「五日市の百年」の写真集から戦前・戦中・戦後の写真を抜粋し、平和について考えるパネル展示を行っています。また、平成30年8月に作成した『市内戦争体験者による「戦争体験」の記録』(冊子)を配布し、広く貴重な体験を周知していますので、ぜひお越しください。

この記事に関するお問い合わせ先

政策経営部 市長室 平和・人権・ダイバーシティ推進係



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