平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワーク

更新日:2024年12月09日

平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワーク会議は、東京都多摩地域で平和首長会議国内加盟都市に加盟している26市で構成しています。平和首長会議が2025年までの行動計画(PXビジョン)の中で目標として、新たに「平和文化の振興」を掲げており、多摩26市では、「平和文化の振興」に向けた取り組みを、市民一人一人が日常の中で平和を考え行動する意識を根付かせるために、東京都多摩地域において自治体間ネットワークを形成し、自治体間で相互に情報共有・情報交換を通じて、多摩地域全体で平和文化の振興の向上を図ることを目的としています。

経過

 

〇令和4年2月4日
平和首長会議会長松井一實広島市長から国立市長に対し、令和3年7月に策定された「持続可能な世界に向けた平和的な変革のためのビジョン」(略称:PXビジョン)において、新たに掲げた「平和文化の振興」を面的に広げるために、東京多摩地域におけるネットワーク形成の依頼があった。

〇令和4年8月26日
令和4年度第4回東京都市長会議において、広島市長より「平和首長会議における平和文化の振興について(資料2)」の説明とネットワーク形成の依頼があった。

〇令和4年9月2日
国立市より多摩25市に対し、ネットワーク会議結成の参加意向確認を行い、25市全ての自治体から参加の意向があった。

〇令和4年10月19日
広島市で開催された「第10回平和首長会議総会」において、「会議2. 加盟都市の役割」の中で、スペイン(グラノラーズ市)、カナダ(モントリオール市)、ドイツ(ハノーバー市)と並び、日本国内の事例として本ネットワークの取り組みを代表して国立市長から報告した。

○令和5年7月10日
令和5年度第1回の市長会議の開催

令和5年度第1回平和ネット市長会議

○令和6年1月25日
令和5年度第2回の市長会議の開催

令和5年度第2回平和ネット市長会議

○令和6年5月24日
令和6年度第1回の市長会議の開催

令和6年度第1回平和ネット市長会議

以降、年2回程度市長会議を開催。

宣言文

 私たち平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワークは、平和首長会議の「持続可能な世界に向けた平和的変革のためのビジョン」の中で掲げている「平和文化の振興」に向けて東京都多摩地域共同で取り組むことを宣言します。

一、 市民一人一人が平和を願い、日常生活の中で自分ができることを考え行動する「平和文化」を東京都多摩地域に根付かせ、市民社会における平和意識を醸成していきます。

一、 戦禍や被爆の実相を共有・継承し、「平和文化」の担い手を育成していきます。

一、 世界中に平和文化を根付かせ、世界恒久平和を実現するために、東京都多摩地域の自治体が連携して「平和文化の振興」に取り組み、その取り組みを国内外へ発信していきます。

平和ネット宣言文
平和ネット宣言文(英訳版)
平和ネット概要

参加自治体の平和事業の紹介

八王子市

八王子市では、市内の3つの会場で「第39回平和展からこどもたちに伝えたい この想いから」を開催します。八王子空襲に関する写真パネルや市内在学の小中学生が描いた「平和なまち」をイメージした絵などの展示のほかに、八王子空襲の体験者による語り部などを実施します。平和について改めて考える機会として、ぜひ、お越しください。

武蔵野市

武蔵野市には、戦前から戦中にかけて現在の都立武蔵野中央公園周辺に中島飛行機武蔵製作所があり、ゼロ戦など軍用飛行機のエンジンを生産したことから、空襲を受け多くの戦災を受けた歴史があります。武蔵野市では、平和都市として未来の子どもたちに平和な世界を継承していくために、戦争の悲惨さと、平和の大切さを発信し続けていくことが必要であると考え、さまざまな平和事業を行っています。

三鷹市

三鷹市は、昭和57年に「三鷹市非核都市宣言」、平成4年には「三鷹市における平和施策の推進に関する条例」を制定し、非核・平和施策に積極的に取り組んでいます。そして、毎年8月を平和強調月間と位置付け、8月15日の終戦記念日に「戦没者追悼式並びに平和祈念式典」「平和アニメ上映会」などの平和事業を開催しています。この機会に、平和についてあらためて考えてみませんか。

府中市

府中市では、市民の方々と平和について学び、考えながら後世に語り継いでいくため、平和のつどいと平和展を開催します。
平和のつどいでは、高校生以下が中心となり、アフガニスタン、アルメニア、ウクライナ、東トルキスタン出身の多様な文化的背景を持つ人々との対話を通して、平和について考えます。2部制で行い、前半は「平和につながる文化」についてトークセッションを行い、後半はゲスト各組がブースに分かれて、参加者とグループトークを行います。
平和展では、広島平和記念資料館から借用した基町高等学校の生徒と被爆者との共同制作による「原爆の絵」と日野市から借用したヒロシマ・ナガサキの原爆写真の展示、「太陽をなくした日」のDVD上映を行います。
一人でお気軽に、ご家族・ご友人と一緒に、ぜひご参加ください。

調布市

調布市では,戦争による被害の実相や次代を担う子どもたちの平和への想いなど,
様々な角度から戦争・平和について学び,考える機会とするため「平和展」を開催します。
広島や長崎,大阪などから借用した戦争の悲惨さを伝える貴重な資料のほか,調布市郷土博物館の戦争資料を展示します。
今年度は,8月6日(火曜日)から12日(月・振休)まで調布市文化会館たづくり南ギャラリーで開催します。ぜひご気軽にお越しください。
また,調布市では他にも様々な平和施策を実施しておりますので,ぜひHPをご覧ください。

調布市は、時代を担う子どもたちに戦争の悲惨さや平和の大切さについて肌で学ぶ機会を設け、その成果を広く市民へ還元することを目指す中学生被爆地派遣事業(ピースメッセンジャー事業)を実施しています。
令和6年度は中学生を任命し,被爆地長崎への派遣や学習会などを実施しました。ピースメッセンジャーがこれまでの派遣や学習会で学んだことを発表しますので,ぜひお越しください!

町田市

戦争の悲惨さや平和の尊さについて考え、次世代に語り継ぐ機会とするため毎年「夏の平和イベント」として、平和祈念事業を実施しています。2024年は8月6日から10日まで町田市生涯学習センターにて行います。詳しくはHPをご覧ください。
【イベント概要】
・町田市在住の方による広島・長崎の原爆被爆体験談や朗読劇
・戦時資料展や被爆証言ビデオの上映等の企画展
・ウクライナの子どもたちが戦争前後に描いた絵を含む「世界の子どもたちが見た平和と戦争展」
・シリア料理を作りながら通じたシリアの文化や中東の現状を学ぶイベント
・芸術をとおして戦争と平和について考えるイベント「美術と音楽にみる戦争」
第1部:美術家たちの戦争。町田市立国際版画美術館学芸員が戦争に翻弄された美術家やその表現について作品のスライドともに紹介
第2部:ピアニスト江澤隆行氏による演奏を聴きながら戦争と音楽の関係をひもとく

小金井市

小金井市の非核平和事業は、平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワークに加盟している26市にお住まいの方にもご参加いただけます。ぜひお越しください。

小平市

図書館では毎年7月から8月にかけて、戦争に関連する本を市内図書館から集めて「戦争を忘れないために」と題して貸し出ししています。今後も小平市や各市の平和の取組ついて、「小平市・多摩地域各市の平和事業の紹介」ページを順次更新していきます。

日野市

平和宣言の成り立ちについて講演と、日野市初、グラフィックレコーディング((注))の手法により、同時進行で講演の内容をお子様にも分かりやすく解説します。約40年前、世界に核配備が広がる中、この日野市で、世界の恒久平和と平和な日常を願う平和宣言が誕生しました。色あせることない当時の日野市民の平和の願いに触れ、一緒に平和を考えてみませんか。(注)グラフィックレコーディングとは、話されたことだけでなく、まだ言葉になっていない想いや感情をキャッチして描くことで、理解と共感を深める方法です。

東村山市

東村山市は、核兵器の廃絶と恒久平和の願いをこめて、昭和62年9月25日に「核兵器廃絶平和都市宣言」を行いました。原子爆弾の恐ろしさや平和の尊さを感じていただき、それを次世代に引き継いでいくために「核兵器廃絶と平和展」を開催します。

福生市

福生市では、毎年8月に「平和のつどい」を開催しています。「市民が語り継ぐ昭和」として、市民の方に軍事教練や勤労奉仕などの少年時代の体験について講演していただくとともに、ピアノ&ボーカルユニット「4pc(フォーピース)」による平和と昭和をテーマとした歌の演奏を楽しんでいただきます。

東久留米市

東久留米市では、8月1日・2日に東久留米市役所において「2024 東久留米市平和事業 平和資料展『東京空襲体験画』展」を開催します。すみだ郷土文化資料館より借用した「東京空襲体験画」、当市生涯学習課(郷土資料室)所蔵の戦争関連資料「東久留米市内の戦争の痕跡」及び当市図書館所蔵の平和に関する書籍を展示します。展示を通して当時の惨状を痛感し、改めて平和について考える時として、一人でも多くの方にご覧いただけますと幸いです。ぜひお越しください。

武蔵村山市

武蔵村山市では、市民の皆様に平和の尊さ、平和な暮らしをあらためて感じていただく取組みの一つとして、8月15日から29日にかけて「原爆・東京大空襲パネル展」を実施します。
市役所へお越しの際は、ぜひ御覧ください。

多摩市

「あなたは、戦争があるこの世界でいいんですか?」
これは、多摩市子ども被爆地派遣事業歴代派遣員である高校生が考えた、第33回多摩市平和展のキャッチフレーズです。
今回の平和展では「戦争を知らない世代にどのような表現方法で平和を継承していくのか」をテーマに、映画上映、造形作品、パントマイム、子どもたちの作文など、さまざまな「表現」の側面から、平和である毎日の大切さを伝えます。また、期間・部数限定で、来場した子どもたちにワークブック「キース・へリングと平和をえがこう」を配布します。ぜひ多摩市平和展にお越しいただき、会場で見て、聴いて、肌で感じてください。

羽村市

羽村市では、過去の悲惨な戦争体験を風化させることなく、市民が日常生活から「平和の尊さ」を感じ取ることができ、平和について考える機会となるよう、平和啓発事業を実施しています。

あきる野市

あきる野市では、8月7日から15日まで「秋川の百年」及び「五日市の百年」の写真集から戦前・戦中・戦後の写真を抜粋し、平和について考えるパネル展示を行っています。また、平成30年8月に作成した『市内戦争体験者による「戦争体験」の記録』(冊子)を配布し、広く貴重な体験を周知していますので、ぜひお越しください。

この記事に関するお問い合わせ先

政策経営部 市長室 平和・人権・ダイバーシティ推進係



住所:186-8501 国立市富士見台2-47-1 国立市役所 2階(31番窓口)
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