アンネのバラ
市役所西側広場「平和祈念の像」とアンネのバラ
アンネのバラは、『アンネの日記』で知られるアンネ・フランクを偲んで、ベルギーの園芸家がつくった新種のバラです。日本には、昭和47年にアンネの父オットーさんから贈られたのが最初のようです。
国立市では、平成12年の「国立市平和都市宣言」の記念植樹として郷土文化館に3本の苗木が植えられました。これは、ホロコースト記念館(福山市)の「スモールハンズ」の子どもたちが接木で育てたものを、ホロコースト教育資料センター(新宿区)の「小さなつばさ」の子どもたちが仲介して届けてくれたものです。
その後、平成15年には、市民のボランティアグループから18本の苗木の寄贈を受け、市内の小中学校、市役所、図書館等に植えられました。
「アンネのバラ」をまちいっぱいに!
例年4月に入ると、冬の間落葉していた枝に、葉が芽生えます。4月末には蕾がつき始め、5月の連休中から10日間程度が、もっとも見ごろとなります。一番美しい花をつけるのは5月ですが、花はその後12月頃まで咲きます。
アンネのバラのお手入れ講習会
毎年11月に、市民の方及び市内学校・施設等の担当者向けに、お手入れ講習会を開催しています。詳細は、『市報くにたち』10月20日号または11月5日号でお知らせしますので、ご確認ください。
<内容>
1.選定の実演
2.苗木の植え替え作業
3.挿し木つくり
剪定方法を実演、体験します。
バラのお世話だけでなく、長谷川さんのお話もこの講習会の魅力の一つです。
参加者の疑問を解消しながら講習を進めます。
アンネのバラの追肥作業
11月のお手入れ講習会に参加くださった方にお声掛けをして、追肥作業を行っています。木が休眠状態となる冬に強剪定を行い肥料を施すことで、翌春、元気な芽吹きと美しく立派な花が楽しめます。
皆様には、ボランティアとして積極的に作業に参加していただきます。
剪定する箇所を指導する講師の長谷川さん。
「こんなに切っていいの??」という声が聞こえます。
株の周りの土をよけて肥料を入れます。
挿し木から1年で根が生えています。
1年経った挿し木を鹿沼土・赤玉土から出して「バラの土」に植え替えます。
講師
長谷川 正明さん
瑞穂町にて「みずほ食彩工房」を経営し、現在は有機野菜や手づくりこんにゃくなどを販売。かつてバラ園を営んでいたことから瑞穂町のアンネのバラ栽培に関わり、ご縁があって国立市のアンネのバラについても、15年以上にわたり消毒や栽培に関する助言をいただいています。「アンネのバラをまちいっぱいに!」との思いから実施しているお手入れ講習会では、毎年講師として、バラの栽培方法に加え、身近なところから平和をつくるお考えをお聞かせいただいています。
令和4年度には市民表彰を受けられました。
長谷川正明さん
国立新書創刊第1号「日常と平和」より長谷川正明さん寄稿文(p78-79)
講習会に参加された方のアンネのバラ
お手入れ講習会でお分けした挿し木からきれいに花が咲きました。
アンネのバラマップ2021
関連情報
この記事に関するお問い合わせ先
政策経営部 市長室 平和・人権・ダイバーシティ推進係
住所:186-8501 国立市富士見台2-47-1 国立市役所 2階(31番窓口)
市役所のご案内
電話:042-576-2111(内線:229、256)
ファクス:042-576-0264
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更新日:2024年06月14日