被爆アオギリ二世のすくすくだより

更新日:2024年04月16日

被爆アオギリ二世の今昔

<植樹当時>平成29年(2017年)のアオギリ二世

<現在>令和6年(2024年)4月のアオギリ二世

<令和5年度終わり>
落葉時点の丈:約374センチメートル
(この年に伸びた丈:84センチメートル)

幹の太さ:下の一番太いところで26センチメートル

<参考>平成29年の植樹時の丈:30.5センチメートル

平成29年(2017年)6月5日に植樹した被爆アオギリ二世の成長記録です

(広島市ホームページより)
昭和20年(1945年)8月6日、爆心地から北東へ約1.3kmにあった旧広島逓信局の中庭で被爆したアオギリは、爆心地側の幹半分が熱線と爆風により焼けてえぐられましたが、樹皮が傷跡を包むようにして成長を続け、焦土の中で青々と芽を吹きました。その後、被爆アオギリは昭和48年(1973年)に平和記念公園に移植されましたが“平和を愛する心”、“命あるものを大切にする心”を後世に継承するため、この被爆アオギリが実らせた種を発芽させて育て、成長した苗木を「被爆アオギリ二世」と名付けて配布しています。

国立市では、市制施行50周年を記念して、本市が加盟している平和首長会議から広島の被爆アオギリ二世の苗木を譲り受け、平成29年(2017年)6月5日に、松井一實広島市長をお迎えして植樹式を行いました。被爆アオギリ二世は、市役所西側広場の西の端、谷保第四公園寄りに植えられています。

国立市に植樹された被爆アオギリ二世の成長記録をお届けします。(成長記録は、随時アップしていきます。)

広島市長をお招きして、被爆アオギリ二世の植樹式を開催しました。

平成29年(2017年)6月5日月曜日の午後、広島市の松井一實(まついかずみ)市長をお招きして、被爆アオギリ二世の苗木の植樹式を行いました。

アオギリ二世

永見理夫国立市長

アオギリ二世

松井一實広島市長

アオギリ二世

記念植樹

アオギリ二世

記念植樹

アオギリ二世

植えられた苗木

アオギリ二世

被爆アオギリ二世を説明した看板とともに

アオギリ二世

星野沙織さんによる「ひろしま平和の歌」と「ジュピター(ホルスト作曲)」のヴァイオリン演奏

アオギリ二世

平和メッセージを読み上げる、くにたち平和推進実行委員

アオギリ二世

平和メッセージを読み上げる、くにたち平和推進実行委員

被爆アオギリ二世の成長の様子

令和6年度

<4月11日>数日前が桜満開という例年よりも遅めの春につき、まだ冬芽の状態。

<4月11日>3メートル70センチを超え、そろそろ計測するのが大変なほどの成長ぶりです。

令和5年度

年度終わりの落葉時点の丈:約290センチメートル
(この年に伸びた丈:66センチメートル)

幹の太さ:下の一番太いところで20センチメートル

アオギリ二世

<4月4日>枝の一番高いところから、葉が出始めました。

アオギリ二世

<4月14日>それぞれの枝先から小さな葉がいくつも出ています。

アオギリ二世

<4月20日>太陽を浴びて葉が育ってきました。

20230616アオギリ

<6月16日>まだ柔らかそうな薄黄緑色ですが、葉が大きくなりました。

20240727アオギリ

<7月27日>葉の色が濃くなり、夏の日差しの中に木陰を作ってくれています。

20241225アオギリ

<12月25日>晴れた青空に幹と枝を伸ばして立つアオギリ二世です。

令和4年度

年度終わりの落葉時点の丈:約290センチメートル
(この年に伸びた丈:66センチメートル)

幹の太さ:下の一番太いところで20センチメートル

アオギリ二世

<4月11日>昨年度初めて出てきた葉柄が落葉してもそのまま残り、それぞれの枝の先から小さな葉が出てきました。

アオギリ二世

<4月25日>それぞれの枝先の葉が大きくなり、ポンポンを持って踊っているかのようです。

アオギリ二世

<5月2日>まだまだ細い木ですが、強い風にも耐えてしっかり立っています。

アオギリ二世

<6月13日>葉が増えてきて、木らしくなりました。植樹したときの幼い姿とは大違いです。

アオギリ二世

<11月21日>葉が黄色く紅葉してきて、先のほうから茶色になってきました。そろそろ落葉です。

アオギリ二世

<2月7日>冬の間すっかり葉を落として立っていました。幹・枝の内側では、春の準備が着々と進んでいるのでしょう。

令和3年度

年度終わりの落葉時点の丈:224センチメートル
(この年に伸びた丈:74センチメートル)

 
 
アオギリ二世
<3月31日>暖かい日が続き、早くも小さな葉が出始めました。
アオギリ二世

<4月2日>毎年の営みながら、生命力を感じさせる芽吹きです。

アオギリ二世

<4月8日>元気いっぱい! 小さな葉がにょきにょきと伸びてきます。

アオギリ二世

<4月21日>去年までに伸びた幹には葉がつかないので、木としてはちょっと不思議な形になっています。

アオギリ二世

<5月7日>内側から見ると、伸びた枝の途中から葉柄が出ていて、木らしくなってきました。

アオギリ二世

<9月16日>ますます大きくなって、立派な木の形になりました。

令和2年度

年度終わりの落葉時点の丈:150センチメートル
(この年に伸びた丈:55センチメートル)

幹の太さ:一番上の細いところで7.5センチメートル、下の一番太いところで12.5センチメートル

アオギリ二世
<3月26日>例年より早く、3月末から葉が出てきました。暖かさに迎えられて、木が動き出したのが感じられます。
アオギリ二世

かわいらしい葉っぱが、にょきにょきと出てきています。小さいなかに、大きな生命力を感じます。

アオギリ二世

<4月24日>丈が1メートルほどになり、葉もずいぶん大きく伸びてきました。温暖化もあって、植物の成長が早くなっているのかと思いきや、過去2年間の成長と比べると、今年は少しゆっくりなようです。

アオギリ二世

<8月20日>暑さのなか、更に丈が伸びて「木」らしくなってきました。一枚一枚の葉が大きく厚みが増して、緑が濃くなりました。また、幹が一段と太くなりました。風雨にも負けないしなやかさと強さを感じます。

アオギリ二世
<11月16日>秋が深まり、暖かい日差しのなかで、葉の黄色が映えています。
アオギリ二世

<1月8日>秋に葉を落とし、1本の棒の姿で冬を越しています。幹には、節のように見える部分が2カ所あり、それが落葉していた冬の時期だとわかります。

平成31年度/令和元年度

年度終わりの落葉時点の丈:95センチメートル
(この年に伸びた丈:38センチメートル)

幹の太さ:太いところで3センチメートル

アオギリ二世

<4月1日>落葉して棒状で過ごした冬が終わり、小さな若葉が顔を出しつつあるのが分かります。カレンダーを持っているかのように正確に時を知っている木に、不思議な力を感じます。

アオギリ二世

<4月15日>芽吹いてから2週間で、あっという間に葉っぱが伸びてきました。毎日目覚ましく成長していて、夕方に見ると、朝より成長しているのが分かるほどです。

アオギリ二世

<4月19日>葉も葉柄もしっかりしてきました。

アオギリ二世

<7月25日>葉が穴あきのボロボロになり、虫に喰われた!と思いましたが、その後出てきた葉は大きくてきれいです。国立市でも雹(ひょう)がたくさん降った後だったので、おそらくは、大きく広げた葉に雹が当たり、破けてしまったということのようです。

アオギリ二世
<11月13日>朝晩冷え込むようになり、下の方の葉から黄色く色づいてきました。水分が葉に送られなくなり、自然と落葉していきます。
アオギリ二世

<12月18日>日によっては温かさを感じる陽気ですが、すべての葉を落としました。春になるまで、幹だけで冬を越します。

平成30年度

年度初めの丈:30.5センチメートル
年度終わりの落葉時点の丈:57センチメートル
(この年に伸びた丈:26.5センチメートル)

アオギリ二世

<4月2日>冬の間落葉して棒のようになっていた被爆アオギリ二世の幹の先に、茶色いものが生えてきたと思っていたら、中から小さな葉が出てきました。茶色いものは、お花の蕚(がく)のようなものだったようです。葉は幹の途中から出ると思っていたので、驚きの姿です。

アオギリ二世

<4月10日>葉が出始めてから1週間で、11枚目の葉が出てきました。まさにすくすくと育っています。

アオギリ二世

<4月18日>春になって伸びた幹部分から交互に葉が出ます。去年葉が出ていたところからは新しい葉は出ません。上から見ると、放射状に広がっている大小の葉が、きれいに並んでいます。

アオギリ二世

<4月27日>葉の色が濃くなり、触った感じもしっかりしてきました。昨日までの葉は羽化したての蝶の羽のような柔らかさがあり、今日の葉は成長して少し乾いたような印象です。1カ月弱で、20センチメートルも幹が伸びました。

アオギリ二世

<11月21日>夏の間、毎日葉を増やしながらぐんぐん大きくなりました。細い幹が一見頼りなさそうですが、しなやかさがあり、台風や強風にも負けずすくすくと成長しました。秋が深まり、下の葉から色づいてきました。

アオギリ二世

<12月5日>すっかり葉がなくなりました。枯れてしまったのかとご心配をいただきましたが、小さくても落葉樹です。寒い冬の間、このまま過ごします。春にまた小さな芽を出すのが楽しみです。

広島の被爆アオギリ

広島被爆アオギリ

広島市の被爆アオギリ(正面)

アオギリ二世

広島市の被爆アオギリ(斜め)

アオギリのうた

「アオギリのうた」

作詞・作曲/森光七彩

電車にゆられ 平和公園
やっと会えたね アオギリさん
小学校の校庭の木のお母さん
たくさん たくさん たね生んで
家ぞくがふえたんだね よかったね
遠いむかしの きずあとを
直してくれる アオギリの風
遠いあの日の かなしいできごと

資料館で見た 平和の絵
いろんな国の 人々や
私がみんなが 考えてゆく広島を
勇気をあつめ ちかいます
あらそいのない国 平和の灯(ひ)
遠いむかしの できごとを
わすれずに思 うアオギリのうた
これから生まれてゆく 広島を大切に

広島のねがいはただひとつ
せかい中のみんなの明るい笑顔

(広島市ホームページより)

この記事に関するお問い合わせ先

政策経営部 市長室 平和・人権・ダイバーシティ推進係



住所:186-8501 国立市富士見台2-47-1 国立市役所 2階(31番窓口)
市役所のご案内
電話:042-576-2111(内線:229、256)
ファクス:042-576-0264
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