アライグマ・ハクビシン防除事業について

更新日:2023年10月05日

アライグマやハクビシンを庭や道、畑で見かけたという情報が市に寄せられています。アライグマは特定外来生物に定められており、ハクビシンは「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト」において重点対策外来種に選定されています。これらの野生鳥獣を捕獲するには許可が必要になるので、むやみに捕獲できないことになっています。見かけても、素手で触れることや餌付けは絶対にしないでください。

国立市では、アライグマ・ハクビシンによる生活環境被害等を防ぐため防除事業を実施しています。防除事業の手順は以下の通りです。

  1. アライグマやハクビシンを目撃したり、被害にあった場合は市に連絡、相談をお願いします。
  2. 庭の植物や畑が荒らされた、糞尿被害にあった、頻繁に見かけるなど、確実に生息が確認できた場合に限り、 市の職員が箱わな(捕獲用檻)を設置します。
  3. 箱わなを設置した場所の所有者又は管理者は、エサの設置と箱わなの見回り(管理)を行います。
    (エサに係る費用については、所有者又は管理者の自己負担でお願いします。甘い香りのするスナック菓子やドーナツ、フルーツなどがおすすめです。)
  4. 捕獲した際は、速やかに市に連絡していただきます。夜間休日等役所が閉まっている場合は、翌開庁日までお待ちいただきます。
    (もし、アライグマ・ハクビシン以外の鳥獣が捕獲された場合は放獣してください。)
  5. 市が委託する専門業者が回収に伺います。

アライグマの特徴

アライグマの特徴を記入したイラスト

アライグマはブドウやキウイ等の果物、トウモロコシやスイカ等の野菜、ペットフード、カエル等の水生動物を好んで食べるなど雑食です。

夜行性ですが、昼間も活動します。手先が器用で木登りが非常に得意です。

繁殖期は1月後半から2月頃で、4月頃に出産します。

ハクビシンの特徴

ハクビシンの特徴を記入したイラスト

ハクビシンはリンゴやバナナ等の果物、トウモロコシやスイカ等の野菜、ペットフード、鳥類を好んで食べるなど雑食です。

夜行性で特に夜の始めと終わりに活動します。手先が器用で雨どいや柱などを簡単に登り、電線も渡ることができます。タバコの箱程度の穴であれば、くぐり抜けることができます。

繁殖活動の詳細はよく分かっていません。2月から10月の間に、不定期に発情を繰り返します。

対策方法

こんなことがあったら要注意です

  • 屋根裏で大きな物音がしたり、糞のようなものが大量にあった。
  • 知らない内に天井にシミができていた。
  • 畑や家庭菜園の作物が食べられてしまった。
  • 夜、庭や屋根の上に見慣れない動物がいた。

 家屋や敷地に入られないために

  • 建物内への侵入口となる「すき間」はふさぐ(物置小屋等でも同様の対策を行う)。
  • 庭木の果実は、時期がきたら早めに収穫をして残さない。
  • 収穫をせずに廃棄する農作物は、放っておかずに処分をする。
  • 生ゴミを見えたり臭いがする形で放置しない。
  • 餌付けはしない。

家屋に入られてしまったら

  • 人間が目を合わせる(最も効果的であると言われています)。
  • 大きな音を立てて脅かす(掃除機の音が苦手)。
  • 電球等を設置して明るくする。
  • 木酢液や強いミントの香りのするものを散布する。

専門的な対策方法の相談については、公益社団法人東京都ペストコントロール協会が無料で行っています。

また、屋根裏に住み着いてしまった場合は、消毒や侵入経路の封鎖が必要となりますので、業者にお願いすることを推奨しています。業者の紹介もペストコントロール協会が無料で行っております。
ただし、駆除や消毒等にかかる費用については自己負担となります。

公益社団法人東京都ペストコントロール協会(外部リンク)

電話番号  03-3254-0014

受付時間  平日午前9時から午後5時

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この記事に関するお問い合わせ先

生活環境部 環境政策課 環境政策係



住所:186-8501 国立市富士見台2-47-1 国立市役所 1階(16番窓口)
市役所のご案内
電話:042-576-2111(内線:135、136)
ファクス:042-576-0264
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