土を使った生ごみの分解
土を使って生ごみを分解するには
穴を掘って生ごみを入れ、土と混ぜて、掘った土をかぶせるだけです。
分解のしくみ
生ごみを土に混ぜると、土の中にいる微生物が酸素を使って生ごみを水や二酸化炭素に分解します。
土とよく混ぜることで、土の中の微生物が生ごみに触れる表面積が増えるため、いっそう分解が進みます。
掘った土をかぶせることで臭いが防げるため、虫も湧かなくなります。
生ごみは微生物の活動により、水や二酸化炭素に分解されるため、土の量は増えたり減ったりしません。
分解には黒土が向いています。(粘土質・腐葉土・砂・砂利などは生ごみの分解に向きません)
庭や畑がある場合
日当たりの良い場所に穴を掘って生ごみを入れ、土と混ぜて、掘った土をかぶせます。
温度などの条件にもよりますが、夏は5日、冬は2週間くらいで分解されます。分解されるまでは別の場所に穴を掘って埋めましょう。
(注)埋めるものや、埋め方によってはにおいがすることや虫が湧くこともあります。
埋める場所は自宅裏など、近隣の方の迷惑とならない場所が好ましいです。

さらに、日光で温度を上げ、雨を防ぎ、風通しを良くするために

バクテリアdeキエーロ
木やレンガなどの囲いを設け、透明な天板をつけると、より効率的・安定的に生ごみの分解を進められるようになります。
(天板と囲いの間に隙間ができるように取り付け、風通しを確保するのがポイントです)
- 葉山町で開発された「バクテリアdeキエーロ」という容器もあります。
庭や畑がない場合

ベランダdeキエーロ
大きめのプランターや植木鉢などを使っても、同様に行うこともできます。
やり方は庭や畑で行う場合と同じです。
(なるべく日当たりが良く雨の当たらない場所に置きましょう)
- 葉山町で開発された「ベランダdeキエーロ」という容器もあります 。(国立市役所敷地内でモニター中です)

ミニ・キエーロ
- 国立市では 「ミニ・キエーロ」 という容器を作成し、モニター事業や販売を行っています。
土を使った生ごみ分解の特長・コツ
- 調理くずや食べ残しなど、ほとんどの生ごみを入れることができます。
- 水分がある程度ないと微生物が活性化しないので、入れる前に水を切る必要がありません。水分が足りないようなら足す必要があります。(水分50パーセントから60パーセント程度(ギュっと握って水が垂れないくらい)が最適です)
- カレー、ソース、ドレッシング等の残り、煮物のアクなどもそのまま入れられます。
- 気温の上がる夏場は分解が速く、気温の下がる冬場はどうしても分解が遅くなります。(夏は5日、冬は2週間位が目安です)
- 分解に向かない物もあります。(人間が食べやすいもの、油分などカロリーの高いものは分解しやすく、食べられない物や硬いものは分解しにくいです)
- 生ごみを細かく切ったり茹でて柔らかくしたりすると、分解が進みやすくなります。
- 生ごみは、ふた付容器に3日から4日分ためてから埋めると、効率的に分解を進められます。
- 柄の長いシャベルを使って、生ごみと土の見分けがつかなくなる位よく突き混ぜると分解が進みます。
生ごみを使って、きれいな草花を育てたり、おいしい野菜や果物を作ってみましょう
生ごみを分解した後の土は、養分が豊富で植物がよく育ちますので、ガーデニングや家庭菜園に使うこともできます。(使った分は土を補充しましょう)
生ごみの分解には土の中の酸素を使うので、酸素不足で植物が枯れてしまわないように、まだ分解中の生ごみが残っていないかを確認しましょう。
市の補助制度
「バクテリアdeキエーロ」「ベランダdeキエーロ」は、キエーロ葉山(電話046-877-0407)で購入することができます。
購入費は市の補助対象になります。1基につき購入費の5分の3の額(上限5,000円)で、1世帯2基までです。
この記事に関するお問い合わせ先
生活環境部 ごみ減量課 清掃係
住所:186-8501 国立市富士見台2-47-1 国立市役所1階(17番窓口)
市役所のご案内
電話:042-576-2119(直通)、042-576-2111(内線:141、142、143、149)
ファクス:042-576-0264
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更新日:2023年06月30日