国立市とサントリーとの「ボトルtoボトル」水平リサイクル事業に関する協定を締結しました

サントリーホールディングス株式会社常務執行役員小野真紀子氏(左)と永見市長(右)
国立市とサントリーグループ(サントリー食品インターナショナル株式会社・サントリーホールディングス株式会社)は、国立市が収集した使用済みペットボトルを再びペットボトルにリサイクルする「ボトルtoボトル」水平リサイクルに関する協定を令和4年11月28日(月曜日)に締結し、令和5年度より事業を開始することになりました。
これまで市が収集した使用済みペットボトルは、入札を経てリサイクル業者を決定しておりましたが、市はペットボトルの再生用途を指定できませんでした。令和5年度からは本協定に基づき、水平リサイクルに特化したリサイクル業者を指定することで、市民の皆様が資源物として排出した年間約220トンのペットボトル全量が、「サントリー製飲料のペットボトル」として再生して流通することとなります。
市では、市民の皆様のご協力を得ながら、資源の水平循環による持続可能な循環型社会の形成に向けて取り組んでまいります。

ペットボトルの「水平リサイクル」について
「水平リサイクル」とは、使用済みの製品を同じ製品にリサイクルすることです。
近年の技術革新により、ペットボトルについても水平リサイクルを行うことが可能になりました。ペットボトルという資源を繰り返しリサイクルすることが可能となるとともに、化石由来原料から新たにペットボトルを製造する場合と比べ、CO2を約60パーセント削減することができます。
しかし、国内でペットボトルが水平リサイクルされる割合は、販売量の約20パーセントにとどまっています。国立市では、循環型社会の形成に向けて、水平リサイクルを積極的かつ確実に実施していくため、このたびサントリーグループと「ボトルtoボトル」リサイクルに関する協定を締結しました。

出典:PETボトルリサイクル推進協議会「PETボトルリサイクル年次報告書2022」
協定締結の効果と意義
- 市が収集したペットボトルについて、確実に水平リサイクルを行うことができます。
- 「ボトルtoボトル」水平リサイクルによって、石油由来原料からペットボトルを作る場合と比べて大幅にCO2を削減することができます。
- ペットボトルの再生用途が明確となり、リサイクルの「見える化」が実現できます。
以上のことにより、市民・行政・事業者が一体となって、持続可能な循環型社会の形成と、脱炭素社会の実現に寄与することができます。

市からのお願い
ペットボトルを水平リサイクルするには、きれいなペットボトルの収集が必要不可欠になります。引き続き、ペットボトルの適切な排出にご協力をお願いいたします。
ペットボトルの適切な出し方
- 必ずキャップとラベルをはずしてください。
- 中身を空にして、水ですすいでから出してください。
(注)ペットボトルの出し方について変更等はございません。
(注)CO2削減の観点から、お湯ではなく水ですすいでください。
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更新日:2023年06月30日