プラスチック類のリサイクル

更新日:2023年06月30日

近年、マイクロプラスチックによる海洋生態系への影響が懸念されています。プラスチックは自然に分解されることがないため、海域に長期滞留し蓄積していると考えられており、水環境中の有害物質がマイクロプラスチックに吸着し、水生生物がそれを摂取し、最終的に人間がそれを食べることで人体に害が及ぶことが危惧されています。

こうした地球規模での資源・廃棄物制約や海洋プラスチック問題への対応は、世界全体の取組として、プラスチック廃棄物のリデュース、リユース、徹底回収、リサイクル、熱回収、適正処理等を行うためのプラスチック資源循環体制を早期に構築するとともに、海洋プラスチックごみによる汚染の防止を、実効的に進めることが必要です。

市では、循環型社会形成に向けた取り組みとして、プラスチックごみを可能な限りリサイクルするため、環境センターにて中間処理を行い、品目ごとに選別し、リサイクル事業者に引き渡しています。

容器包装プラスチックのリサイクルの取り組み

収集した「容器包装プラスチック」は、環境センターにて手選別され、リサイクル可能なものは公益財団法人日本容器包装リサイクル協会に処理を委託し、入札により決定した再商品化事業者に引き渡しています。汚れている等によりリサイクルできないものは、クリーンセンター多摩川へ搬出し、焼却処分しています。

過去5年間の市で収集した容器包装プラスチックのリサイクル状況

 

年度 引渡量 リサイクル方法
令和3年度 542トン

コークス炉化学原料化

(コークス、炭化水素油(塗料等の原料)、コークス炉ガス(発電等に使用))
令和2年度 553トン

ガス化

(アンモニアの原料)
平成31年度 557トン

コークス炉化学原料化

(コークス、炭化水素油(塗料等の原料)、コークス炉ガス(発電等に使用))
平成30年度 609トン 高炉還元剤製造
平成29年度 619トン

コークス炉化学原料化

(コークス、炭化水素油(塗料等の原料)、コークス炉ガス(発電等に使用))

 

(参考)過去5年間の日本容器包装リサイクル協会の「プラスチック製容器包装」のリサイクル状況
再商品化製品販売量 材料リサイクル ケミカルリサイクル
コークス炉化学原料 ガス化 高炉還元剤 小計
令和3年度 462,956トン 39.5% 47.1% 7.3% 6.2% 60.5%
令和2年度 451,341トン 41.0% 43.4% 9.5% 6.0% 59.0%
平成31年度 440,937トン 38.9% 45.1% 10.0% 6.0% 61.1%
平成30年度 422,069トン 43.4% 39.0% 11.2% 6.4% 56.6%
平成29年度 438,504トン 36.1% 45.1% 12.7% 6.0% 63.9%

(出典:公益財団法人日本容器包装リサイクル協会ホームページより)

 

汚れている容器包装プラスチックはリサイクルできません。また汚れているまま袋に入れると、他のプラスチックにも汚れが移り、リサイクルできなくなってしまいます。拭き取ったり、水ですすいで汚れを落として乾かしてから出してください。汚れが落ちないものは、可燃ごみとして出してください。

 

ペットボトルのリサイクルの取り組み

ペットボトルについては、令和4年11月28日にサントリーグループと協定を締結し、令和5年度より水平リサイクルを実施することになりました。

その他のプラスチック類のリサイクルの取り組み

上記のほか、硬質プラスチック等についても、可能な限りリサイクルしています。

令和4年度のプラスチック類のリサイクル状況

品目 リサイクル方法
硬質プラスチック 医療系廃棄物処理容器等
ペットボトルキャップ 医療系廃棄物処理容器等
トールケース(軟質) 医療系廃棄物処理容器等
CD・DVDディスク CD・DVDディスク等
メディアケース(硬質) 文房具等のプラスチック製品
白色トレイ・発砲スチロール 家電製品のカバー等

 

 

プラスチック以外の品目の処理について

プラスチック以外の品目の処理、リサイクルについては、下記のリンク先をご参照ください。

この記事に関するお問い合わせ先

生活環境部 ごみ減量課 清掃係



住所:186-8501 国立市富士見台2-47-1 国立市役所1階(17番窓口)
市役所のご案内
電話:042-576-2119(直通)、042-576-2111(内線:141、142、143、149)
ファクス:042-576-0264
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