街路灯省電力化事業

更新日:2023年06月30日

市内の街路灯について

国立市内には、現在約5,000基の街路灯を設置・管理し、夜間の交通安全の確保に努めております。これらの大半は水銀灯を使用しておりましたが、多くが老朽化していたことから、環境にやさしく安全安心のまちづくりの一環として、街路灯省電力化事業を実施しました。

本事業は、平成27年度から令和3年度にかけて、7か年の事業として計画し、交通量や交通事故の発生頻度、通学路の有無等の諸事情を総合的に考慮し優先度をつけた上で路線ごとに実施しました。

現在の進捗状況(完了)

令和3年度をもちまして、市内のLED街路灯への交換は完了しました。一部、蛍光灯が残っている箇所については、順次交換してまいります。

過去と現在の街路灯比較イメージ

 

水銀灯(共架)

水銀灯(共架)

水銀灯(単独柱・デザイン灯)

水銀灯(単独柱・デザイン灯)

市内の街路灯の多くは左の写真のように電柱に共架されたタイプですが、中には右の写真のように単独柱のもので装飾的なデザインのものも存在しています(写真は大学通りの街路灯です)。

LED街路灯(共架)

LED街路灯(共架)

LED街路灯(単独柱・歩道)

LED街路灯(単独柱・歩道)

本事業の実施に伴い、写真のようなLED街路灯への交換を行いました。写真はあくまでも一例であり、場所ごとに異なることがあります。

目的と効果について

  1. 電気使用量(料金)およびCO2排出量の削減
  2. 長寿命化により維持管理費および廃棄物を削減
  3. 「水銀に関する水俣条約」への対応

LED街路灯は、従来の街路灯より少ない消費電力で道路を照らすことができるので、水銀灯や蛍光灯をLED街路灯に置き換えることで、現在のおよそ6割の電気使用量および使用料金を削減することが可能となります。これに伴い、温室効果ガスであるCO2の排出量も削減することができ、仮に5,000基の街路灯をすべて省電力化した際の削減効果は年間約700トンにものぼり、スギの木に換算して約5万本相当のCO2削減効果があります。

実際に電気料金を比較しますと、
本事業開始前(平成26年度)・・・年間約5,700万円
本事業完了後(令和3年度)・・・年間約2,200万円
と差額年間約3,500万円の大幅な削減(約61%減)を実現しました。

また、一般にLED街路灯の寿命は6万時間と言われており、水銀灯や蛍光灯では必要となる数年に一度のランプ類の交換が約15年間は基本的に不要となります。これにより、維持管理費と廃ランプ等の廃棄物を大幅に削減できます。

実際にランプ類の交換等の件数を比較しますと、
本事業開始前(平成26年度)・・・年間約612件
本事業完了後(令和3年度)・・・年間約141件
と差年間約471件の大幅な削減(約76%減)を実現しました。

さらに、水銀に関する水俣条約(Minamata Convention on Mercury )が2013年10月に熊本で採択・署名が行われ、本条約の発効によって、2020年より水銀を一定量以上使用した製品の製造・輸出入が原則として禁止されています(販売および使用はその後も可能です)。

この記事に関するお問い合わせ先

都市整備部 道路交通課 維持係



住所:186-8501 国立市富士見台2-47-1 国立市役所 3階(48番窓口)
市役所のご案内
電話:042-576-2111(内線:484)
ファクス:042-576-0264
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