令和8年6月28日国立駅南口駅前広場イメージパース報告会(開催報告)

更新日:2026年07月27日

国立駅南口駅前広場イメージパース報告会を開催しました

皆様にご意見をいただき、取りまとめた基本設計プランからさらに検討を進め、実施設計を進めています。基本設計プランでご提示しました「コンセプト」「設計方針」をベースに各エリアの整備後のイメージパースについて、市民の皆様と共有するため下記の日程でを報告会を開催しました。

報告会概要

日 時 令和8年6月28日(日曜日) 14時30分から16時45分まで
場 所 FSXアリーナ(くにたち市民総合体育館) 2F第1・2会議室
参加者 44名

国立駅南口駅前広場整備後のイメージパース

全体鳥瞰図

東側広場

旧国立駅舎〜大学通り

注)詳細については、配布資料「国立駅南口駅前広場イメージパース報告会資料」をご参照くだい。

当日の市からの説明について

令和8年6月28日に開催した「国立駅南口駅前広場イメージパース報告会」では、これまでの検討経過、全体平面図の修正点、各施設のデザインの考え方、各エリアのイメージパースについて、市から説明しました。

以下に、市から説明した内容の概要を掲載します。

1.これまでの経過

基本設計段階では、市民説明会において、コンセプト、設計方針及び基本設計案について説明し、ご意見をいただきました。その後、アンケートや市民説明会でいただいたご意見を踏まえた検討状況を報告し、基本設計の対応方針をまとめ、本年1月から実施設計を開始しました。実施設計開始後の3月には、事例写真などを用いてデザインのイメージを説明し、今回の報告会では、改めて検討した全体平面図の修正点、各施設のデザインの考え方及び各エリアのイメージパースをお示ししました。

2.設計のコンセプト

約100年前、国立駅とともに駅前広場や大学町が生まれ、駅前広場は人々が集まる場所となりました。時代とともに車中心の空間へと変わってきましたが、現在、人中心の空間とする機運が高まっていることから、それぞれが居心地よく過ごせる駅前広場、「みんなでつくる100年の広場」をコンセプトとしています。

国立駅南口駅前広場は、公共交通などへの乗り換えのための重要な交通結節点ですが、このコンセプトなどに基づき、公共交通の利便性や車の安全性だけでなく、旧国立駅舎や大学通りへの景観、歩きやすさ、待ち合わせや休憩のほか、さまざまな過ごし方ができることなどに配慮し、一体的に検討しています。

3.全体平面図の主な修正点

令和8年3月29日のデザインイメージ説明会でお示ししたプランからの主な修正点として、次の3点を説明しました。

(1)桜について

これまで、既存の桜はできる限り保全する考えで設計をまとめてきましたが、本年4月9日早朝に発生した矢川駅前の倒木を受け、庁内で再検討を行いました。

矢川駅前で倒れた桜は、街路樹診断の総合判定がB2でした。現在、国立駅ロータリーにある17本の桜については、過去に実施した街路樹診断において、総合判定がB1の桜が1本、B2の桜が16本となっています。また、報告会の約1か月前にも、老朽化した桜の大枝が折れ、ロータリーの車道に落下する事象が発生しました。このことから、国立駅南口駅前広場の桜については、整備に合わせて植え替えを進めていくことを考えています。

市民の皆さまに大変愛されている、国立駅前から大学通りへとつながる桜の景観を、しっかりと次世代へ引き継ぐための変更です。毎年春にはきれいな花を咲かせて楽しませてくれ、夏には心地よい木陰をつくってくれる桜の木ですが、今ある桜を更新するためには、残念ながら一度伐採する必要があります。これは大変心苦しいことですが、国立駅前は、市内でも特に歩行者や車の通行が多い場所です。万が一、矢川駅前のような倒木が起きた場合、社会的な影響は非常に大きくなります。また、ロータリーの周囲に植えられている桜は、歩道のすぐ近くに植えられた街路樹であるため、添え木や支柱といった倒木対策を行うための十分なスペースがありません。

今回の矢川駅前の倒木では、幸いなことに人命や財産への被害はありませんでした。しかし、今後、そのような被害が発生した場合には、「桜は危険である」として、桜以外の樹種への植え替えとなったり、伐採のみで終わったりする可能性もあります。そうなれば、これまで大切に守り、引き継いできた桜の景観を、次世代へ引き継げなくなってしまいます。

このようなことから、市としては、整備に合わせて桜の植え替えを進めていきたいと考えています。なお、植え替えを行う際は、桜の状態にもよりますが、可能な限り大きな桜への植え替えを進めていきたいと考えています。植え替え直後は、どうしても少し寂しい景観となりますが、資料では、整備から10年後のイメージをパースでお示ししています。現在の景観と大きく変わることがないよう、桜は現在とほぼ同じ位置に、健全に育つよう植える計画です。

(2)バス停やタクシー乗場の屋根について

バス停やタクシー乗場の屋根は、雨や日差しを避け、快適に待つことができるように設置するものです。前回お示ししたものから、形や大きさを一部変更しています。全て同じ形に統一するとともに、柱が通行の支障とならないよう、車道側のみに柱を設ける構造へと見直しています。

(3)地植えの緑について

旧国立駅舎の西側広場には、一部に可動式の植栽を配置する計画としていましたが、しっかりとした地植えの木を望むご意見が多く、また、可動式植栽には水やりなどの維持管理上の課題もあることから、可動式植栽を取りやめることとしました。円滑な歩行者動線を確保した上で、地植えの緑を増やします。

4.植栽やベンチ、サインなどの施設のデザインについて

駅前広場を構成する植栽やベンチ、サインなどの施設について、次のような考え方に基づきデザインを検討しています。

(1)植栽について

植え替えを行う桜については、これまでとイメージが変わらないよう、適切な桜の樹種を選びます。桜の樹種は、ジンダイアケボノと陽春を基本として考えています。また、西側広場には、オオカンザクラの植樹を計画しています。桜以外の樹木も適切に配置し、武蔵野の風土に合った樹種を選びます。桜の根を守るため、木の近くは人が立ち入れない植栽地とし、根から離れたところには、人が立ち入ることのできる植栽地を設けます。南側の富士見通り側歩道には、中に入って憩うことのできる緑の空間を計画しているほか、東側歩道と旭通り側歩道にも、部分的に人が立ち入ることのできる植栽地を設けます。このほか、できるだけ雨水を地下へ浸透させるため、貯留・浸透機能を備えた「アメニワ」を植栽地に設けます。

(2)ベンチ・サインなどについて

形や素材の種類を絞り、シンプルなデザインとします。分かりやすい点字誘導ブロックを設置するとともに、車いすやベビーカーの利用者が同伴者と並んで座ることのできる、使いやすいベンチを配置します。また、一部には背もたれ付きのベンチを配置します。座ることのできる場所を多く設け、さまざまな人が憩えるようにします。今回の整備では、旧国立駅舎の東西広場だけでなく、東西歩道、富士見通り側歩道及び旭通り側歩道にも、ベンチや憩うことのできる場所を設けます。素材は耐久性なども考慮し、場所によって使い分けます。ベンチなど、面積の大きいものには温かみのある色を使用し、面積の小さい柵などはグレー系の色とします。

(3)上家(バス停などの屋根)について

旧国立駅舎を引き立てる、シンプルな形とします。また、雨がかからない屋根の内側には、温かみを感じられる木材を使用します。柱や屋根の色は、ダークグレー系とします。

(4)照明について

旧国立駅舎のライトアップを引き立てる照明計画とし、新設する照明はシンプルなものとします。本日の資料でお示しした写真のように、上家の下をほんのりと明るくしたり、ベンチの下に間接照明を配置したりします。明かりの色は電球色に統一し、街路灯本体のポールなどはダークグレー系の色とします。

(5)舗装について

車道では、走行車線とバスが停車する停車帯の色を分け、歩道では、歩行者が通行する部分と滞留する部分の色を分けます。歩道の舗装はベージュ系の色とし、透水性能を備えた素材を使用します。車道は、耐久性の高い半たわみ性舗装とします。

整備後のイメージパースなど、詳しい内容については、当日の配布資料「国立駅南口駅前広場イメージパース報告会資料」をご覧ください。

当日いただいた主なご意見について

当日は、参加者の皆様から多くのご意見をいただきました。主なご意見は以下のとおりです。

■景観・環境・桜に関すること

・現在の桜を一斉に伐採するのではなく、できる限り残しながら整備を進めてほしい。

・大学通りやさくら通りで行われているように、時間をかけて少しずつ植え替えていく「穏やかな世代交代」を検討してほしい。

・やむを得ず伐採が必要な樹木があることは理解するが、一本一本の状態を確認したうえで、伐採の必要性を丁寧に説明してほしい。

・桜は市民に長年親しまれてきた大切な景観であり、市民の思いや愛着を十分に受け止めながら検討してほしい。

・国立駅南口駅前広場の桜を一斉に伐採することについて、多くの市民が十分に知らないまま計画が進んでいるように感じるため、改めて丁寧な説明が必要である。

・桜の倒木は全国的な問題、診断結果をもとに優先順位を決めて植替えが必要。

・現在の大きな木が小さな木に置き換わることで、国立駅南口駅前広場の景観やスケール感が大きく変わるのではないか懸念している。

・国立駅南口駅前広場の桜について、樹木診断の結果を市民に分かりやすく公表してほしい。

・B1判定やB2判定の樹木については、すぐに伐採するのではなく、経過観察やフォローアップ診断を行ってほしい。

・最新の機器を活用した生育診断や、専門家による詳細な確認を行い、数値だけでなく現地の枝、幹、根の状況を踏まえて判断してほしい。

・剪定、支柱設置、土壌改良、病害虫対策など、伐採以外の方法も含めて、樹木の維持管理を検討してほしい。

・専門家だけで判断するのではなく、樹木に詳しい市民の意見も聞きながら、桜の今後を考える機会を設けてほしい。

・国立市は、これまで桜や緑とともにまちづくりを進めてきたまちであり、その歴史や景観を今後どのように守っていくのかを考えてほしい。

・桜は景観だけでなく、生き物のすみかにもなっており、自然環境としても大切に扱ってほしい。

・木を単なる管理対象としてではなく、生きているものとして丁寧に手当てし、将来の子どもたちのためにも自然や景観を守り育ててほしい。

・国立駅前の景観は、市民だけでなく国立を訪れる方々にとっても大切なものであり、伐採が必要な場合でも、その理由やプロセスを明確に示してほしい。

・土の部分や緑をさらに増やし、自然を感じられる駅前空間として整備してほしい。

■ 設計方針に関すること

・これまでの設計方針では「既存の桜をできる限り長く残す」とされていたため、今回の内容は単なる修正ではなく、方針そのものの変更ではないかと感じる。

・設計方針の前提が変わるのであれば、まず市民と共有し、改めて議論する必要がある。

■ 市民参加・情報発信に関すること

・今回出された意見をどのように整理し、今後どの場で検討していくのかを明らかにしてほしい。

・桜に関する説明会を1回で終わらせるのではなく、複数回にわたり丁寧な意見交換の場を設けてほしい。

・専門家や設計に関わっている方にも同席していただき、市民とともに議論できる場を設けてほしい。

・市報、ホームページ、現地掲示などを活用し、より多くの市民に情報が届くよう周知を強化してほしい。

・一本一本の桜には市民それぞれの思い出や愛着があるため、十分な市民的議論を重ねてほしい。

・計画が確定しているのか、今後の協議や設計により変更となる可能性があるのか、市民に分かりやすく示してほしい。

・今後、植栽する樹種や緑の量、桜の本数、樹木の成長後の姿などについて、決定した内容を随時市民に報告してほしい。

■ 駅前広場の過ごし方に関すること

・国立駅南口駅前広場は、大きなイベントを行う場所というだけでなく、市民が緑を楽しみ、木陰で休み、四季を感じながらゆっくり過ごせる場所であってほしい。

■ 東側広場の倉庫に関すること

・東側広場に設置予定の倉庫について、市民から見える壁面を、単なる倉庫の裏側としてではなく、壁面を掲示スペース、グリーンカーテン、スクリーン、舞台などとして活用できる可能性について検討してほしい。また、「倉庫」という名称ではなく、市民が表現できる空間であることが伝わるような呼称やネーミングを市民応募で決めてほしい。

■ その他

・国立駅前くにたち・こくぶんじ市民プラザなどのバリアフリートイレについて、おむつ交換などで使用されていることにより、本当に必要な方が利用しづらい状況があるので、周辺公共施設のトイレ利用も含め、駅前におけるトイレ機能の確保について検討してほしい。

・今回の整備に合わせて、交番入口の段差、高さの違いなどについても改善を検討してほしい。

・現在設置されている鉛筆型モニュメントがパースに描かれていないが、今後も残るのか確認したい。鉛筆型モニュメントを残すのであれば、今回の整備に合わせて清掃や修復を行い、きれいな状態にしてほしい。

■配布資料

この記事に関するお問い合わせ先

都市整備部 国立駅周辺整備課 国立駅周辺整備担当



住所:186-8501 国立市富士見台2-47-1 国立市役所 3階(54番窓口)
市役所のご案内
電話:042-576-2111(内線:382)
ファクス:042-576-0264
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