市登録有形・歴史資料(41)-4

更新日:平成30年3月23日

廻国供養塔(正徳二年在銘)

(写真)廻国供養塔

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保5217 滝之院

公開状況

公開

所有者・管理者

個人(管理:滝之院墓地管理組合)

登録日

平成20年4月1日

概要

総高:188センチメートル、像高:106センチメートル

 本資料は、滝之院内私市家墓地の前面に並ぶ2基の地蔵菩薩像の右側のものです。安山岩製で、右手に錫杖、左手に宝殊を持ち、蓮弁、敷茄子、返花、六角形台石をもちます。
 台石正面には「大乗妙典六十六部之塔」と刻まれていることから、廻国供養塔であることが分かります。

 

 

 

廻国供養塔(正徳六年在銘)

(写真)廻国供養塔

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保5217 滝之院

公開状況

公開

所有者・管理者

個人(管理:滝之院墓地管理組合)

登録日

平成20年4月1日

概要

総高:175センチメートル、像高:98センチメートル

本資料は、滝之院内私市家墓地の前面に並ぶ2基の地蔵菩薩像の左側のものです。安山岩製で、合掌をし、蓮弁、敷茄子、返花、六角形台石をもちます。
台石正面には「大乗妙典六十六部之塔」と刻まれていることから、廻国供養塔であることが分かります。

 

 

 

安楽寺天神画像版木

(写真)安楽寺天神画像版木(印面)

(写真)安楽寺天神画像版木(裏面)

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保5217 滝之院

公開状況

非公開

所有者・管理者

滝之院墓地管理組合

登録日

平成22年4月1日

概要

総高:34.3センチメートル、幅:18.0センチメートル、厚:3.0センチメートル

 天神画像の入った札を作成するための版木です。谷保天満宮の別当寺である安楽寺で使用したものと思われます。画像は狩野派の画家で関戸村の天領の名主でもあった相沢五流によるものです。
印面には、天神画像の左に「梅香山松寿西院安楽寺」、右に「武蔵国多麻郡谷保村」と彫られています。
裏面には、「第四十八世考道代
下谷保村 本多定綏 謹納
法橋五流 拝画
小出龍子 敬彫
寛政八丙辰
冬十一月三日 」
と刻まれています。

相沢五流は関戸村の名主で、文化・文政の頃に名を知られた狩野派系の画師で、茶道・造園・彫刻等にも優れた文化人です。
多摩市における相沢五流に関する調査報告では、五流作品の初出は寛政7(1795)年で、「法橋」号を用いるものは寛政10(1798)年からとされていることから、「法橋」号を用いた作品としては、最古の資料であり、非常に貴重な資料です。

 

 

 

谷保天満宮天神画像版木

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保5209 谷保天満宮

公開状況

非公開

所有者・管理者

谷保天満宮

登録日

平成23年4月1日

概要

総高:29.1センチメートル、幅:14.1センチメートル、厚:2.9センチメートル

天神画像の入った札を作成するための版木です。谷保天満宮の別当寺である安楽寺で使用したものと思われます。画像は狩野派の画家で関戸村の天領の名主でもあった相沢五流によるものです。
印面には、天神画像の右に「武蔵国多麻郡谷保村 神主」と彫られています。
裏面には、「第四十八世考道代
法橋五流 拝画
小出龍子 敬彫
寛政十戊午八月」
と刻まれています。

相沢五流は関戸村の名主で、文化・文政の頃に名を知られた狩野派系の画師で、茶道・造園・彫刻等にも優れた文化人です。相沢五流作品の初出は寛政7(1795)年で、「法橋」号を用いるものは寛政10年からとされており、「法橋」号を用いた作品として、古い時期に位置する貴重な資料です。
なお、滝之院墓地管理組合所蔵で、国立市登録文化財認定の「安楽寺天神画像版木」は「法橋」号使用したものとして最古に位置付けられ、本資料の2年前に作成されています。

 

 

 

有栖川宮威仁親王殿下台臨記念碑

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保5209 谷保天満宮

公開状況

公開

所有者・管理者

谷保天満宮

登録日

平成23年4月1日

概要

総高:193センチメートル、高さ:151センチメートル、幅:67センチメートル、厚:13センチメートル
粘板岩(仙台石)を使用した板石型です。谷保天満宮梅林の西に位置する石碑で、正面には「有栖川宮威仁親王殿下台臨記念」と刻まれ、裏面には「明治四十一年八月一日」と刻まれています。

この碑は、長年、多摩川河川敷で行われた陸軍演習の際の指揮所を記念したものと考えられていましたが、自動車ジャーナリストらの調査によって、日本初の「遠乗会」(ドライブツアー)の実施を記念した日であることが明らかになりました。
「遠乗会」は、有栖川宮威仁親王を先導にして、当時の政財界の名士10人が、明治41(1908)年8月1日に日比谷公園から立川をドライブしたものです。この際、谷保天満宮梅林において昼食会が持たれ、来るべき車社会を想起する話し合いがもたれたそうです。
有栖川宮威仁親王は、日本初のガソリン自動車の製作を、東京自働車製作所(ママ)の吉田慎太郎らに命じた人物でもあり、「自動車の宮様」とも呼ばれてました。こうしたことからも、日本における自動車文化史の重要な位置を占める会合を記念して建てられた碑として、貴重な資料です。

 

 

 

孝林道人詩碑

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保5209 谷保天満宮

公開状況

公開

所有者・管理者

谷保天満宮

登録日

平成23年4月1日

概要

総高:248センチメートル、高さ:182センチメートル、幅:105センチメートル、厚:17センチメートル
安山岩製の板石を利用した板石型です。谷保天満宮梅林の北に位置する石碑で、南養寺22世孝林碩慶の詠んだ詩を、門人が安政5(1858)年に建てた碑です。
正面上部枠の外に篆書体で「詠菅廟梅」の4字が浮き彫りにされ、その下に
「東風二月廟前 梅恰似羅浮香 謁堆若就林間 為酔臥美人必入 夢中来 孝林道人」
の七言絶句が刻まれています。
さらにその下部には、
「師者武蔵国多磨郡栗原郷 谷保邨南養寺廿三世之主 也名碩慶号孝林初従東平 先生受儒学剃度之後游方 多年帰郷住本院既而往鎌 府参清蔭老師了大事遂辞 職老于郷称三笑亭智無坊 游戯三昧以楽焉人来請説 仏則講請儒亦然矣善偈頌 巧文章然未曾存稿也嘗示 此詩予曰略称意耳今乃鐫 之図不朽云省斎石坂信民 題額覚庵本田済撰集先考 昂斎書門人戮力建石于時 安政五年戊午春三月」
と刻まれています。

孝林碩慶は儒学を学んだ後、鎌倉円覚寺の清蔭老師に師事、その後南養寺の22代住職となりました。碩学と伝えられ、孝林の教えを受けた人に、『谷保案内』を著した遠藤由晴等がいます。詩文を能くしたと伝えられますがあまり作品は残っていません。石碑に刻まれる文によれば、本石碑に刻まれる詩は意に適った詩であったということで、門人によって建てられたものです。
地元の文人による作品であると共に、梅林をテーマに詠まれた詩であることからも、谷保の地が古くから文教の地であることを現わした資料として貴重です。

 

 

 

三郎殿

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保5209 谷保天満宮

公開状況

公開

所有者・管理者

谷保天満宮

登録日

平成24年4月1日

概要

総高:126センチメートル、高さ:52センチメートル、幅:33センチメートル、奥行き:30センチメートル
安山岩製の石祠。
正面に「三郎殿」、右側面に「文化十三丙子年十一月三日再建焉」と刻まれていることから、文化13(1816)年に再建されたことがわかります。石祠には注連縄が回され、中には幣束が入っています。

『天満宮略縁記』によると、菅原道真の三男・三郎道武が延喜21(921)年に逝去した後、谷保天満宮氏子中によって本社の背後に「三郎殿」が建立され、道武の尊像(寄木造、衣冠束帯座像約60センチメートル)が、奉祀されていたとあります(谷保天満宮の津戸宮司によれば、この像は現在社殿に御神体として菅公像とともに安置されているそうです)。
また、三郎殿は当初社殿の南方にあり、火事により焼失、現在の場所に再建されたとも伝えられています。
旧三郎殿及び、現在の三郎殿に関しての記録は少なく、詳らかでない部分が多くありますが、谷保天満宮の起源に係る三郎道武を祀った祠として、非常に重要な遺構といえます。 

 

 

 

獅子神社

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保5209 谷保天満宮

公開状況

公開

所有者・管理者

谷保天満宮

登録日

平成24年4月1日

概要

 
総高89cm、幅42cm、厚さ40cm。硬砂岩の玉石。
正面に「獅子神社」、右側面に「文化九年壬申四月」と刻まれ、谷保天満宮本殿裏、立川段丘崖中腹に設置されています。
社伝によれば、谷保天満宮獅子舞に使用される獅子頭は、天暦元(947)年に狛犬と共に村上天皇から下賜されたとされています。この獅子頭は、下谷保の笊屋で保管されていましたが、文化9(1812)年に火災で焼けてしまったので、その灰を本殿裏に集め埋め、多摩川の丸石に年号を刻み祀ったのが、獅子神社の始まりと、『国立の生活誌2.』の中で、獅子宿をしていた佐藤彦一氏は語っています。
河原石に社名と年号が刻まれるだけの資料ではありますが、谷保天満宮の獅子舞を語る上では欠かせない資料であり、貴重な遺構です。
 
 
 

馬頭観音(下組 安政五年在銘)

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保4084 共同墓地内

公開状況

公開

所有者・管理者

個人

登録日

平成26年4月1日

概要

この資料は、七沢石製の角柱型馬頭観音で、正面に「馬頭観世音」、右側面に「施主 馬持中」、左側面に「安政五午三月十九日」と刻まれています。
市内で確認される馬頭観音18基のうち、江戸期に建立されたものは6基ありますが、建立当時のまま設置されているものは本資料のみです。地域の交通の変遷等を学ぶ上で、非常に貴重な資料です。

 

 

 

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