市登録有形・歴史資料(41)-3

更新日:2023年06月30日

アップライトピアノ

(写真)天使のピアノ

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市矢川3-16-1 滝乃川学園

公開状況

公開(公開日程に関しては滝乃川学園にお問い合わせください。)

所有者・管理者

滝乃川学園

登録日

平成15年4月1日

概要

このアップライトピアノは、本体に天使の絵が描かれていることから、「天使のピアノ」として親しまれています。

これは、滝乃川学園創始者石井亮一の妻筆子の遺品で、ドーリング商会が明治18(1855)年に製造し販売したものです。ピアノ文化史では当時の記録は乏しく、現存する資料との関係を示すものは少なく、ほとんど残っていません。そうした状況からも、このピアノは数少ない最古級のピアノの一つで、その歴史的背景が明確であることからも、ピアノ文化史上大変に貴重なものと言えます。

 

谷保天満宮略縁記版木・典籍

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保5209 谷保天満宮

公開状況

非公開

所有者・管理者

谷保天満宮

登録日

平成15年4月1日

概要

谷保天満宮略縁記版木・典籍は、江戸時代後期に作成されたものですが、古社としての谷保天満宮の創建伝承や沿革を記録したものの一つで、その歴史を知る上で非常に貴重な資料です。
また版木と典籍のセットで残されていることから、印刷資料としても貴重です。

 

聖観音立像(墓塔)

(写真)滝之院聖観音立像

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保5217 滝之院

公開状況

公開

所有者・管理者

滝之院墓地管理組合

登録日

平成16年4月1日

概要

 通常、観音という場合は聖観音を指します。観音は正しくは観世音菩薩といい、衆生に現世利益の救済を施す存在です。
 この聖観音立像は、光背型の墓塔で、銘文に「當住 寛永十九年午四月廿二日 施主敬白」と記されています。寛永19(1642)年は権大僧都重園法印の示寂年であり、造立は後年になります。
 像の聖観音は、左手に末敷蓮華を持ち、右手は与願印を結んでいます。

 

石橋供養塔(滝之院)

(写真)滝之院の石橋供養塔

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保5217 滝之院

公開状況

公開

所有者・管理者

滝之院墓地管理組合

登録日

平成16年4月1日

概要

 石橋供養塔は、石橋を新造した際に堅牢で安全であることを祈念して供養する石塔です。
 この石橋供養塔は宝暦11(1761)年に念仏講中により建立されたもので、宝珠と錫杖をもつ丸彫りの地蔵菩薩坐像です。この石橋供養塔が供養した橋を特定することはできませんが、『武州多摩郡府中領谷保村絵図』には3箇所の石橋が確認されており、台石に記載されている「當三ヶ所石橋建立供養塔」と所在とを考え合わせると、絵図に記載されている甲州街道石橋(滝之院入口のすぐ西)に係る供養塔の可能性が高いと言えます。

 

石橋供養塔(青柳)

(写真)青柳石橋供養塔

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市青柳2-8-60 青柳福祉センター前

公開状況

公開

所有者・管理者

青柳稲荷神社 講中

登録日

平成16年4月1日

概要

 石橋供養塔は、石橋を新造した際に堅牢で安全であることを祈念して供養する石塔です。
 この石橋供養塔は角柱型で、正面に「石橋供養塔」、右側面に「嘉永元年戊申十一月日」、左側面に「多摩郡青柳村」と記されています。
 この石橋供養塔もまた橋を特定することはできませんが、供養塔の位置や地域の聞き取りによれば、参詣人の多い、青柳稲荷神社の参道入口と推測されます。

 

石橋供養塔(矢川橋)

(写真)矢川橋石橋供養塔

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保6792-1

公開状況

公開

所有者・管理者

個人

登録日

平成16年4月1日

概要

 石橋供養塔は、石橋を新造した際に堅牢で安全であることを祈念して供養する石塔です。
 この石橋供養塔は、自然石製で、正面に「石橋供養塔」、「嘉永三庚戌四月」と記されています。
 享保17(1732)年、寛保3(1743)年、文化6(1809)年の『上谷保明細帳』及び、宝暦10(1760)年の「五智如来碑」の記載内容から考えると、元禄年中(1688から1703)に永福寺住職が架けた石橋が60年余り使用された後、宝暦10年に再修造され、さらに90年後の嘉永3(1850)年に石橋が造られ、この際に供養塔が建立されたと推測されます。

 

馬頭観音塔(滝之院・寛政元年在銘)

(写真)滝之院馬頭観音塔

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保5217 滝之院

公開状況

公開

所有者・管理者

滝之院墓地管理組合

登録日

平成17年4月1日

概要

 馬頭観音は、観世音菩薩の変化像の一つです。馬頭観音は忿怒相で頭上に馬頭を敷き、胸前で明王馬口印を結ぶのが特徴です。
 この馬頭観音は、光背型、1面2手立像で、像の左右に「奉□立馬頭観世音菩薩」、「寛政元巳酉 施主 六月□□ □藤傳八」の銘が刻まれています。

 

馬頭観音塔(青柳・嘉永二年在銘)

(写真)青柳馬頭観音塔

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市青柳2-8-60 青柳福祉センター前

公開状況

公開

所有者・管理者

青柳稲荷神社 講中

登録日

平成17年4月1日

概要

 馬頭観音は、観世音菩薩の変化像の一つです。馬頭観音は忿怒相で頭上に馬頭を敷き、胸前で明王馬口印を結ぶのが特徴です。
 この馬頭観音は板石型で、正面に主銘の「馬頭観世音」、裏面に「嘉永二年巳酉二月日」とあることから、嘉永二(1849)年の建立であることが分かります。

 

馬頭観音塔(滝之院・文久二年在銘)

(写真)滝之院馬頭観音塔

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保5217 滝之院

公開状況

公開

所有者・管理者

滝之院墓地管理組合

登録日

平成17年4月1日

概要

 馬頭観音は、観世音菩薩の変化像の一つです。馬頭観音は忿怒相で頭上に馬頭を敷き、胸前で明王馬口印を結ぶのが特徴です。
 この馬頭観音は角柱型で、正面には「馬頭観世音」の主銘、右側面に「文久二壬戌十一月吉日」、左側面に「願主 北嶋辰五郎」と刻まれています。文久二(1862)年の建立です。

 

勅許御鋳物師文書箱

(写真)勅許御鋳師文書箱

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市谷保6231 くにたち郷土文化館

公開状況

公開(見学を希望される場合は、事前にお問い合わせ下さい 042-576-0211)

所有者・管理者

個人(管理:くにたち郷土文化館)

登録日

平成19年4月1日

概要

縦39.2:センチメートル、横:28.8センチメートル、高さ:16.8センチメートル

本資料は、黒塗りの木箱で、蓋は失われていますが、箱の底面に「勅許御鋳師 武●玉郡下谷保村 勅許鋳金屋平蔵」(●は力を3つ重ねた異体字)と墨書されています。この文書箱には本来、勅許状並びに木札が納められていたと考えられますが、それら一切の文書は確認されていません。残念ながら過去に火災にあったこともあり、これら資料が失われたと考えられます。
「金屋平蔵」は関平蔵種富のことで、冶工銘として確認できるのは、明和9(1772)年の国立市南養寺梵鐘及び、享和3(1803)年の昭島市広福寺梵鐘です。こうしたことから、本文書箱は明和年間から享和年間頃(18世紀末から19世紀初頭)に使用されたものと考えられます。

 

手水石(安政三年在銘)

(写真)手水石

文化財分類種別

市登録有形文化財・歴史資料

所在地

国立市青柳2-8-1 青柳地蔵堂

公開状況

公開

所有者・管理者

青柳稲荷神社 講中

登録日

平成19年4月1日

概要

総高:40センチメートル、高さ:25センチメートル、幅:61センチメートル、奥行き:27センチメートル
本体は玄武岩製、輝石安山岩製の台石の上に乗っています。

手水石(ちょうずいし)は、社寺などで参拝の前に手を清めるための水を入れた石のことです。
前面には、大きく2つの文字が刻まれていますが、2つに割れ補修をされているため、解読が困難ですが、「玉泉?」のように読めます。また裏面には、「安政三辰年 中冬日 発願 貞接尼 信者中」と彫られていることから、安政3(1856)年の製作で、市内唯一の江戸時代の手水石であることがわかります。

この手水石は、現在甲州街道南側、青柳稲荷神社参道入口東にある地蔵堂入口に所在しますが、手水石の性格から考えて、現在の位置では不自然です。ただし、元々の位置が本殿・拝殿の前にあったのかどうかは分かっておりません。

 

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 教育部 生涯学習課 社会教育・文化芸術係



住所:186-8501 国立市富士見台2-47-1 国立市役所 3階(45番窓口)
市役所のご案内
電話:042-576-2111(内線:323)
ファクス:042-576-3277
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