ダンボールを使った生ごみの堆肥化
ダンボールを使って生ごみを堆肥化してみませんか
ご家庭から出る生ごみは、どこにでもあるダンボールを使って、堆肥にリサイクルすることができます。
生ごみからできた堆肥を使えば、きれいな草花やおいしい野菜を作ることができます。
この方法は、あまりお金をかけずに、しかも場所をそれほど取りません。
ダンボールを使った生ごみのリサイクルにチャレンジしてみませんか。
ダンボールによる生ごみの堆肥化の方法
設置に向いている場所
雨がかからない、なるべく日当たりの良い場所
屋内でも使用可能
始めるのに必要なもの
ダンボール(お店などに置いてあるものでできます)
覆うための布(使い古したTシャツの、首と袖の部分を縫って閉じたものなどでもOKです)
基材(おが粉・竹パウダーなど)
設置・準備
ダンボールの底をガムテープなどで補強し、底に新聞紙を敷き、基材(おが粉や竹パウダーなど)をダンボールの八分目程度入れる。布で覆って蓋をする。
使用方法

生ごみを入れ、よくかき混ぜて布で覆う。
一定程度たまったら蓋をして熟成させる。(かき混ぜる時に力が必要になり混ぜにくくなった時が投入完了の目安です。3か月程度投入可能です。熟成期間を3か月程度置きます。熟成期間中、1週間に1回程度かき混ぜた方が熟成が進みます。中身がサラサラしてきた時が熟成完了の目安です。)
できあがった堆肥と土を1対3程度で混ぜると、植物がよく育ちます。
向いていない物
魚や鳥・豚・牛などの骨、卵の殻、貝など固いものは分解されにくいです。
特徴・注意点など
- あまりお金をかけずにできます。
- 場所を取らないので、ベランダや室内でも行えます。
- 空気を取り入れるために、毎日よくかき混ぜる必要があります。
- かき混ぜるために、ゴム製やビニール製の手袋を用意しておくと便利です。
- 虫や臭いは出にくいですが、周りの通気性を良くしておかなければ虫や臭いの発生原因となります。
- 竹パウダーやくん炭などを使うと、より臭いを抑えることができます。
- 野菜くずなどは細かく切って入れると分解が速まります。
- 米ぬかや油かすなどカロリーの高いものを混ぜることで分解が速まります。
- 容器(ダンボール)と基材(おが粉や竹パウダー)をセットで購入すると市の補助対象となります。
入手方法
ダンボールは、お近くのスーパーなどに置いてあるものでOKです。
覆うための布は、ダンボールの上部にかぶせて虫が入らない形状にします。
おが粉は日用品店などで購入することができます。
竹パウダーは造園業者から購入することができます。
八王子市にある林庭園設計事務所(042-622-8840)からも購入できます。
こんなときは・・・
分解がうまく進まないのですが・・・
- 生ごみを投入して1週間程度すると微生物の分解が活発になってきます。
- 米ぬかや油かすなどカロリーの高いものを混ぜると微生物の分解が活発になります。
- 温度が低いと分解が進まないので、冬場はどうしても分解が遅くなります。日光に当たる場所や室内に置いてみましょう。
- 分解には酸素が必要なので、よくかき混ぜましょう。
- 生ごみを細かく切ったり茹でて柔らかくすると分解が速まります。
臭いが出てきたのですが・・・
- 分解がうまくいっていると、森林の中のような匂いがします。うまくいっていないと腐敗臭がします。
- 生ごみを入れすぎたり水分が多すぎると腐敗臭の原因となります。
- 酸素が少ないと腐敗菌が増えてくるので、よくかき混ぜましょう。
- コーヒーや茶がら等を入れると臭いを抑えられます。
- どうしても気になる場合は一旦生ごみの投入を止め、毎日よくかき混ぜて様子を見ましょう。
虫がわいてきたのですが・・・
- よくかき混ぜて布カバーをかぶせればほとんと虫は発生しませんが、投入前に生ごみに卵を産みつけられている場合があります。小さい羽虫は無害ですが、どうしても気になる場合は、ビニール袋に入れてしばらく置いておくと、窒息死します。(この間空気が遮断され臭いが出ることがありますが、よくかき混ぜていれば臭いはおさまります。)
生ごみにカビが発生してきたのですが・・・
- 生ごみの表面のカビは分解が進んでいる証拠なので無害で問題ないです。
生ごみの分解の早さの目安
比較的分解が早いもの
きゅうり・トマト・スイカ・バナナなど水分が多く柔らかい野菜や果物のへた・芯・皮
ホウレンソウや小松菜など茹でた後の葉物野菜の芯
油やソースの残り
茶がらやコーヒーかす
やや分解に時間がかかるもの
ジャガイモやニンジンなど根菜類の皮
キウイ・パイナップル・枝豆などの固い皮や殻
生け花の茎や葉など
なかなか分解されないもの・残ってしまうもの
カボチャや桃などの種
卵の殻
貝殻
カニやエビなど甲殻類の殻
鶏・豚・牛・魚などの骨
- 水分量や温度などの条件で分解の早さが変わります。
- 細かく刻んだり茹でたりすることで、分解を早めることができます。
関連情報
この記事に関するお問い合わせ先
生活環境部 ごみ減量課 清掃係
住所:186-8501 国立市富士見台2-47-1 国立市役所1階(17番窓口)
市役所のご案内
電話:042-576-2119(直通)、042-576-2111(内線:141、142、143、149)
ファクス:042-576-0264
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更新日:2023年06月30日