ルッカを知る研究会(過去の開催状況)

更新日:2023年06月30日

第9回 街角コンサート

令和3年12月4日(土曜日)、第9回ルッカを知る研究会として、旧国立駅舎でミニコンサートを開催しました。

くにたちイタリア商店の会のご協力のもと、ヴァイオリニストの西村優子さんとピアニストの遠藤綾美さんをお招きし、ルッカやイタリアにまつわる曲を演奏していただきました。

第9回ルッカを知る研究会の様子

冒頭、永見市長が挨拶し、
「依然コロナが収束したとは言えないが、本日のようなイベントが徐々に開催できるようになりつつある。ご協力をいただいたくにたちイタリア商店の会に感謝申し上げたい。
このイベントを機に、あらためて文化芸術をはじめさまざまな分野でルッカ市との交流を進めていきたい。」
と語りました。

第9回ルッカを知る研究会の様子

ルッカ市は、「オペラの王」プッチーニの生まれた音楽のまちとして有名です。

西村さんにわかりやすく解説いただきながら、プッチーニのオペラより「ある晴れた日に(蝶々夫人)」、「誰も寝てはならぬ(トゥーランドット)」、「私のお父さん(ジャンニ・スキッキ)」など、誰もが耳にしたことのある曲が奏でられました。

駅舎から流れ出る音色につられるように足を向ける方も多く、みなさん心地よい演奏に耳を傾けていました。

第9回ルッカを知る研究会の様子

第8回 ルッカとスローフード

令和元年7月11日(木曜日)、第8回「ルッカを知る研究会」を開催しました。

第8回今回の講師は、ルッカ・イタリア料理学院で校長を務められているジャンルーカ・パルディーニ先生。
初めてルッカ市の方を講師にお迎えしてのイベントとなりました。
ジャンル―カ先生は長年にわたりイタリア料理の普及に尽力されており、イタリア司厨士協会から「マエストロ・ディ・クチーナ(料理の名匠)」の称号も授かっている偉大な方です。

国立市とルッカ市との交流がスタートしたのも、ジャンルーカ先生がルッカ市側の交流の意向をこちらに伝えてくださったことがきっかけ。
まさにルッカ市との交流の立役者です。

講師のジャンルーカ先生

また、通訳としてご協力いただいたのは、料理研究家の貝谷郁子先生。

この「ルッカを知る研究会」では、「食」をテーマにした第2回、第6回で講師を務めていただいていますが、ジャンルーカ先生とも長年にわたり交流があるため、本日は友情出演として通訳をお願いしました。

通訳の貝谷先生

冒頭、永見市長が挨拶し、
「5月20日にルッカ市よりタンベッリーニ市長らに国立市を訪問いただき、交流に向けた覚書も交わすことができた。
さまざまな魅力をもったルッカ市との交流をさらに前進させていきたい。」
と、交流の発展に向けた意欲を語りました。

挨拶する永見市長

講演に入る前に、ルッカ市のタンベッリーニ市長からのメッセージを、ジャンルーカ先生が読み上げました。

「私たちが5月に国立市を訪れた際は歓迎をいただき、大変感謝しています。
ジャンルーカ先生のおかげで、みなさんもルッカの料理の伝統についてよく知っていただけると思います。
みなさんが遠くないうちにルッカに来られて、料理を楽しんでいただけることを願っています。
両市の友好に尽力いただいている国立市長にあらためて感謝いたします。」

(5月のルッカ市長の訪問については、以下のページをご覧ください。)

今回の講演のテーマは「スローフード」。
これは1980年代にイタリアで誕生した概念で、Buono「おいしい」、Pulito「きれい」、Giusto「正しい」をスローガンに、食を通じて人間らしさを回復しようという運動です。

ジャンルーカ先生は日本語もまじえながら、スローフードの考え方やルッカにおける現状について熱心に教えてくださいます。

貝谷先生もジャンルーカ先生のお話をわかりやすく通訳されながら、ご自身のイタリア料理に関する知識も織り交ぜてイベントを深めてくださいました。

講演の様子

スライドによるイタリア料理の説明もあり、参加者の皆さんはルッカ料理のイメージをふくらませていました。

本場イタリアの先生のお話が聴ける貴重な機会ということもあり、客席からは活発に質問が投げかけられ、大変盛り上がったイベントとなりました。

講演の様子

第7回 市長によるルッカ市訪問の報告 & 講演会「ルッカ県のスローな暮らしと食文化」

平成30年12月1日(土曜日)に、第7回「ルッカを知る研究会」を日伊櫻の会との共催により開催しました。

前半は、11月5日から9日にかけてルッカ市を訪問した永見理夫市長より、ルッカ市長との対談やルッカ市内の視察をとおして感じたことなどを、写真や映像を交えながら市民の皆さまにご報告しました。
その中で市長は、「中世ヨーロッパの歴史・文化・芸術が体感できるルッカは、今後国立市が交流を推進していくにふさわしい都市であると感じた。今回、ルッカ市行政をはじめルッカの様々な分野の方と関係性が構築できたので、これをきっかけに今後の交流についてルッカ市と協議を行っていきたい。」と話し、ルッカ市との交流に向けて市民の皆様や関係団体の皆様の協力を呼びかけました。

第7回の様子

また、永見市長が視察したルッカ・マンガスクールのカテリーナ・ロッキ学校長がゲストとして登壇し、自身のマンガ学校について流暢な日本語で説明しました。
ロッキさんは、「言葉は難しくても、絵が気持ちを近づけてくれる。マンガを通して日本とイタリアをつなげたい。」と、ご自身の熱い思いを語られました。

第7回の様子

後半は、日伊櫻の会・副会長を務めるイタリア研究家・西村暢夫氏を講師に迎え、BS日テレの番組『小さな村の物語 イタリア』よりルッカ市近郊の小さな村々の映像を鑑賞しながら、ルッカのスローな食文化や暮らし方を学びました。
豚の背脂を塩とスパイスで漬けた「ラルド」づくりの職人や、麦がとれない高地で栗を様々に料理する一家の暮らしなどを通じて、精神的な豊かさについて深く考えさせられる講演でした。

第7回の様子

第6回 ルッカの食を味わおう!(貝谷郁子の料理を楽しむ夕べ)

平成30年9月8日(土曜日)に、第6回「ルッカを知る研究会」が日伊櫻の会の主催により開催されました。
第6回は、第2回でルッカの食文化についてお話いただいた料理研究家の貝谷郁子氏をお迎えしました。
貝谷先生によるルッカやトスカーナの料理が5品も提供され、参加者の方々からも大好評でした。いっしょに美味しい料理を囲むことで、あちこちのテーブルから楽しそうな会話が聞こえてきました。

参加した永見市長は「イタリア・ルッカ市との交流実現に向けて、今年の11月にルッカ市を訪問する予定です。本日は皆様といっしょにルッカの味を堪能したいと思います。」と挨拶され、参加者の皆様とルッカの料理を楽しまれました。

第6回の様子
第6回の様子

第5回 巡礼の地・ルッカ 第2弾(神はどんな顔なのか?アケイロポイエトス(人の手に寄らざるもの)としてのキリスト像)

平成30年7月16日(月曜日)に、第5回「ルッカを知る研究会」を開催しました。
第5回は、第4回に引き続き西洋美術史を研究されているSABA彩子氏を講師にお迎えしました。
第4回ではイタリアの町にある様々な美術作品を幅広くご紹介いただきましたが、今回は「ヴォルト・サント(聖顔)」と呼ばれる木彫りの十字架磔刑像に特に焦点を当て、中世時代のルッカの繁栄の背景について学びました。

大変暑い中にもかかわらず多くの方に来場いただき、会場はほぼ満席となりました。お話の後は会場からのたくさんの質問にSABA先生が丁寧にお答えくださり、最後まで大変盛り上がりました。

第5回の様子

第4回 巡礼の地・ルッカ(美術作品から知る中世ヨーロッパ文化)

平成30年3月25日(日曜日)に、第4回「ルッカを知る研究会」を開催しました。
第4回のテーマは「美術」。
長年にわたり西洋美術史を研究されているSABA彩子氏を講師にお迎えし、「ヴォルト・サント(聖顔)」と呼ばれる木彫りの十字架磔刑像を含むさまざまな美術作品を通じて、中世時代のイタリア・ルッカについて学びました。

定員50名予定のところ80名以上の方が来場され、今回も大変盛況となりました。
SABA先生は美術作品そのものに留まらず、作品が示す当時のヨーロッパの歴史背景や今日の生活文化に与えた影響までわかりやすく解説され、参加者のみなさんも興味深く聴き入っていました。

第4回の様子
第4回の様子

第3回 ルッカが生んだ偉大なる「オペラ」の王 作曲家プッチーニ

平成30年1月28日(日曜日)に、第3回「ルッカを知る研究会」を開催しました。
第3回のテーマは「音楽」。国立音楽大学の下原千恵子教授を講師に迎え、世界的音楽家・プッチーニとその生誕の地ルッカとの関わりについてご紹介いただきました。

第3回の様子

その後、永見市長より「錚々(そうそう)たる音楽家の方々のご協力により、市民が本格的なオペラを身近に楽しむことができる素晴らしい機会。都市間交流や文化芸術の振興は、長きにわたって実りあるものとしていくことが必要。そのためには市民の皆様や関係団体を中心に、市全体で盛り上げていきたい。」との挨拶がありました。

第3回の様子

後半は、国立音楽大学にゆかりのあるプロの音楽家により、プッチーニの名作オペラ『蝶々夫人』より数曲抜粋しての演奏。
来場者の方々は、プロの圧倒的な歌唱力と本格的な舞台演出に引き込まれていました。
寒空にもかかわらずほぼ満席となり、市民の方々の関心の高さが伺えるイベントとなりました。

第3回の様子
第3回の様子
第3回の様子

第2回 ルッカとトスカーナ地方のおいしい食文化

平成29年11月18日(土曜日)に、日伊櫻の会により第2回「ルッカを知る研究会」が開催されました。
第1回の「歴史」に続き、第2回は「食」がテーマ。
料理研究家の貝谷郁子先生をお迎えし、ルッカやトスカーナ地方の食文化について、数々の美しい写真をまじえながらお話をいただきました。

講演の後は、イタリアのワインやルッカの伝統食材を使用した郷土料理の試飲・試食が提供され、来場された方々は五感でルッカの魅力を存分に楽しんでいました。

第2回「ルッカを知る研究会」の様子
第2回「ルッカを知る研究会」の様子

第1回 ルッカの歴史

国立市とルッカ市(イタリア)との交流の推進に向けて、平成29年7月16日(日曜日)に、「日伊櫻の会」との共催で第1回「ルッカを知る研究会」を開催しました。
第1回目は、さまざまな分野から日伊文化交流に取り組んでいる、「日伊櫻の会」副会長の西村暢夫氏に、ルッカの歴史についてお話しいただきました。

当日は定員80名のところ100名以上の方にお越しいただき、立ち見の方も出るほどの盛況となりました。

今後もさまざまなテーマで、ルッカ市への理解を深めるための研究会を行う予定ですので、ご期待ください。

第1回「ルッカを知る研究会」の様子
第1回「ルッカを知る研究会」の様子

この記事に関するお問い合わせ先

政策経営部 政策経営課 政策経営係



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ファクス:042-576-0264
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