〈くにたちブッククラブ〉たしかにそこにいた「わたし」のこと

更新日:2024年04月05日

 この講座では、参加者それぞれの作品を読んだ感想や講師のお話を聞いて、「読み」を深めます。
 「その経験がのちの人生のためになる」とか「神様は乗り越えられる人にしか試練を与えない」とか、ひとは出来事に意味を見出そうとします。生まれ、暮らして、死んでゆく、ありふれたわたしたち。喜びがあり、悲しみがあり、希望と絶望がある……。そこに意味は必要なのでしょうか。
 消えてしまう一人ひとりの話を宝物のように紡いでいく。そんな物語を読んでいきたいと思います。穏やかな雰囲気の会ですので、どなたでもお気軽にご参加ください。

月日 作品 講師
5月9日(木曜日) 井戸川射子『ここはとても速い川』(講談社文庫) 山岸郁子(日本大学・日本近代文学)
6月13日(木曜日) 坂東眞砂子『神祭』(角川文庫) 大木志門(東海大学・日本近代文学)
7月18日(木曜日) 林芙美子『放浪記』(新潮文庫)
(注)第一部を共通課題とします。
小平麻衣子(慶應義塾大学・日本近代文学)
9月12日(木曜日) 太宰治『ヴィヨンの妻』(新潮文庫) 尾崎名津子(立教大学・日本近現代文学)
10月10日(木曜日) 大江健三郎『取り替え子』(講談社文庫) 榎本正樹(文芸評論家・現代日本文学)

11月14日(木曜日)

河林満『渇水』(角川文庫) 佐藤泉(青山学院大学・日本近代文学)
12月12日(木曜日) 滝口悠生『高架線』(講談社文庫) 深津謙一郎(共立女子大学・日本近代文学)
1月9日(木曜日) 馳星周『少年と犬』(文春文庫) 大野亮司(亜細亜大学・日本近代文学)
とき 午後7時半から9時半
ところ 公民館 地下ホール
定員 30名
申込先 4月11日(木曜日)午前9時から
公民館電話 042(572)5141または下記申込フォームより申込

 

 

 

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