くにたちブッククラブ

更新日:2025年03月31日

令和7年度テーマ「自分と『似ているもの』/『似ていないもの』」

くにたちブッククラブ2025ちらし

いつの時代でも人と人の間には、「言葉」を尽くしても「伝わらない思い」が立ちはだかります。「文学」にはそのような一筋縄ではいかない人との関係や、それによって引き起こされる複雑な感情が描き出されます。登場人物の中に自分と「似ている」ところと「似ていない」ところを見つけることもまた「文学」を読む醍醐味です。読書は基本的に孤独な営みですが、それぞれが作品と対話した結果を持ち寄ることで、また違った愉しみが生まれます。(講師の山岸さんからの言葉)
今年は次の作品を読んでいきたいと思います。ぜひご参加ください。

月日 作品 講師
5月8日(木曜日) 森鴎外『舞姫』(新潮文庫)
(注)文庫の書名は『阿部一族・舞姫』
山岸郁子(日本大学・日本近代文学)
6月12日(木曜日) 乗代雄介『旅する練習』(講談社文庫) 大野亮司(亜細亜大学・日本近代文学)
7月10日(木曜日) 有吉佐和子『青い壺』(文春文庫) 佐藤泉(青山学院大学・日本近代文学)
9月11日(木曜日) 織田作之助『夫婦善哉』(決定版)(新潮文庫) 尾崎名津子(立教大学・日本近現代文学)
10月9日(木曜日) 村田沙耶香『コンビニ人間』(文春文庫) 榎本正樹(文芸評論家・現代日本文学)

11月(木曜日)(注)

小山田浩子『工場』(新潮文庫) 深津謙一郎(共立女子大学・日本近代文学)
12月(木曜日)(注) 中島京子『夢見る帝国図書館』(文春文庫) 小平麻衣子(慶應義塾大学・日本近代文学)
1月8日(木曜日) 三島由紀夫『金閣寺』(新潮文庫) 大木志門(東海大学・日本近代文学)

 (注)11・12月は、市民文化祭の日程が決定次第お知らせします。

とき 午後7時半から9時半 (注)12月は午後7時から9時
ところ 公民館 地下ホール
定員 30名(参加者多数の場合、市内在住・在学・在勤の方を優先することがあります)
申込先 4月10日(木曜日)午前9時から
公民館電話 042(572)5141または下記申込フォームより申込

くにたちブッククラブ文集

令和6年度くにたちブッククラブ文集「たしかにそこにいた『わたし』のこと」

くにたちブッククラブでは、毎年講座終了後に参加者による手作りの文集を作っています。文学作品を共同で読むことで深められた読みや気づきがつづられています。

(注)冊子を無料頒布しています。公民館へお問い合わせください(数に限りがあります)。

この記事に関するお問い合わせ先

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