食品ロスを減らしましょう

更新日:2023年11月09日

食品ロスについて知りましょう

食品ロスとは

食べ残しや賞味期限・消費期限切れなどにより、まだ食べることができる食品が廃棄されることです。

市内で発生した食品ロス

市内で発生した食品ロス

食品ロスの量

国内

国内では、年間523万トン(事業系279万トン、家庭系244万トン、令和3年度推計値)の食品ロスが発生していると推計されています。
この量は2021年の世界の食料援助量(約440万トン)の1.2倍にあたります。
また、国民1人1日あたりお茶碗約1杯分(114グラム)にあたります。

都内

都内では、年44.5万トン(事業系29.4万トン、家庭系15.1万トン、令和元年度推計値)の食品ロスが発生していると推計されています。
国内の内訳と比較すると、事業系食品ロスの割合が高いという特徴があります。

市内

国立市では、令和3年2月に食品性廃棄物を分析するサンプル調査を実施し、家庭からの1年間の食品ロス量は約1,159トン(市民1人1日あたり約41.53グラム)と推計されました。

また、事業系食品ロスについては、東京都による都全体の事業系食品ロス推計量から 、約1,475トンと考えられます。

食品ロスの問題

  • 世界には栄養不足の状態にある人々が多数存在し、2021年の世界の栄養不足人口は8億2,800万人(人口の9.8パーセント)と推計されています。
  • 日本は食料の多くを輸入に依存しており、令和4年度の食料自給率は38パーセント(カロリーベース)となっています。
  • 食料の生産のためには資源を消費しますが、世界で生産される食料の25パーセントから30パーセントが損失または廃棄され、食料生産による温室効果ガス排出量は総排出量の21パーセントから37パーセントと推定されています。

食品ロス削減に関連するSDGs

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)のことです。 
食品ロス削減に関連するものとして、目標12「持続可能な生産消費形態を確保する」、ターゲット12.3「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食料の損失を減少させる」があります。

食品ロスの削減の推進に関する法律

令和元年10月1日に食品ロスの削減の推進に関する法律が施行され、「消費者は、食品ロスの削減の重要性についての理解と関心を深めるとともに、食品の購入又は調理の方法を改善すること等により食品ロスの削減について自主的に取り組むよう努めるものとする」ことなどが定められました。

この法律に基づき、東京都では令和3年3月に「東京都食品ロス削減推進計画」が策定され、2030年に食品ロスを半減する(2000年比)という目標が設定されています。

この流れを受けて、国立市では令和5年4月に「国立市食品ロス削減推進計画」が策定されました。この計画では、2025年度までに下記の施策の取り組むことで、地域で活動する一人ひとりが食品ロス削減に取り組む当事者となれる状態を目指すという目標を設定しています。

1.食品ロス削減を推進する基盤づくり

2.食品ロスを含む食品性廃棄物の再生利用を含めた取組の推進

3.食品ロス削減の担い手を拡げるための取り組み

食品ロスを減らしましょう

食品ロスの発生要因

「令和4年度食品廃棄物等の発生抑制及び再生利用の促進に係る実態調査」によると、家庭系食品廃棄物に占める食品ロスの割合は以下のとおりとなります。

家庭系食品廃棄物に占める食品ロスの平均割合
直接廃棄 15.0パーセント
過剰除去 4.6パーセント
食べ残し 13.7パーセント
食品ロス以外 66.8パーセント

食品ロスを減らしましょう

買物の際

  • 買物前に家にある食材を確認する
  • 使いきれる分だけ買う
  • すぐ使う食品は棚の手前(消費期限・賞味期限が近いもの)から取る
  • 欠品を許容する意識を持つ

保存の際

  • 食品に記載されている保存方法に従って保存する
  • 野菜は冷凍・茹でるなどの下処理をして、ストックする
  • 賞味期限を過ぎた食品でも、すぐに廃棄せずに自分で食べられるかどうかを判断する

消費期限は「食べても安全な期限」、賞味期限は「おいしく食べることができる期限」です。 

調理の際

  • 残っている食材から使う
  • 食材の食べられる部分はできる限り無駄にしない
  • 家族の体調や健康、予定を配慮し、食べきれる量を作る
  • 作り過ぎて残った料理をリメイクする

外食の際

  • 食べられる分だけ注文し、食べきる
  • 宴会の時は「3010運動」を実践する
  • 食べきれない時は、お店の人に相談して持ち帰ることも検討する

食品ロスを減らすことは日々のちょっとした心がけでできること。
食品を買うための家計の負担や、ごみを処理するための家計の負担を減らすことにもつながります。
今後も市民の皆さまのご協力をお願いします。 

「東京食品ロス0(ゼロ)アクション」(動画)のご紹介

食品ロスについて理解を深めていただくため、東京都においても動画等を作成して公開しております。

短く分かりやすい動画になっておりますので、お買い物先、ご自宅、また外食先などで取り組める食品ロスのヒントに、
是非ご覧いただき、ご活用ください。

・フルバージョン(3分程度)
・「買い物でかしこく食品ロスゼロ」(15秒)
・「家でおいしく食品ロスゼロ」(15秒)
・「外食で楽しく食品ロスゼロ」(15秒)

この記事に関するお問い合わせ先

生活環境部 ごみ減量課 清掃係



住所:186-8501 国立市富士見台2-47-1 国立市役所1階(17番窓口)
市役所のご案内
電話:042-576-2119(直通)、042-576-2111(内線:141、142、143、149)
ファクス:042-576-0264
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