〈くにたち郷土文化館開館30周年、公民館開館プレ70周年企画〉文学のなかの国立とあの頃

更新日:2024年09月03日

講師 矢野勝巳(かつみ)(沿線文学研究家)、安齋順子(くにたち郷土文化館学芸員)

 国立を描いた現代文学作品の紹介を通して町の特色を考察するとともに、散策を通して作品と現実の町との呼応関係を見ていきます。特に多和田葉子の芥川賞受賞作『犬婿入り』の舞台となった1960年代中頃から70年代前半の町が大きく変貌する時代を中心に、変遷を振り返ります。

(注)この講座はくにたち郷土文化館と連携して実施します。

〈矢野さんの本〉
『文学する中央線沿線』(ぶんしん出版)

【第1回】
内容:座学「文学のなかの国立」
日時:10月19日(土曜日)午後2時から4時
場所:公民館 3階講座室
(注)特に多和田葉子『犬婿入り』(講談社)を詳しく取り上げますので、事前に読んで来られるとより興味深く参加できると思います。

【第2回】
内容:散策「国立の町の変遷と生活史を知る」
日時:11月2日(土曜日)午前10時から午後1時
集合:午前10時(JR南武線矢川駅北口バスロータリー前)
コース:くにたち郷土文化館での講義を入れながら、『犬婿入り』の舞台、国立の南部地域を巡ります。谷保駅解散。
(注)原則雨天でも決行予定です。

定員 30名(申込先着順)
(注)原則2回とも出席できる方
申込先 9月18日(水曜日)午前9時から
電話または下記フォームより申込
公民館電話:042-572-5141

 

☆同時期に郷土文化館にて国立市の彫刻家、故・(せき)(びん)さんの展覧会(第2回の一部で展示解説あり)や、市民芸術小ホールにて多和田葉子さん出演のイベントなどを開催予定です。詳細は、くにたち文化・スポーツ振興財団が発行する広報誌『オアシス』8・9月号をご覧ください。

文学のなかの国立とあの頃 チラシ