〈ジェンダー講座〉「ペイドワーク(有償労働)」と「アンペイドワーク(無償労働)」から考える経済学

更新日:2024年12月27日

「ペイドワーク(有償労働)とアンペイドワーク(無償労働)から考える経済学」チラシ

講師 金井(かおる)(埼玉大学)

 「労働」という言葉から皆さんは何を思い浮かべますか? やはり賃金を得られる仕事を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。けれども私達が生きていくには、世帯や地域のなかで賃金の払われない育児や介護、家事などのケア的な仕事も必要であり、両方があって生活は成り立ちます。しかしジェンダー規範((注))のもと、男性は前者、女性は後者を引き受けることが当然とされてきた流れのなかで、経済面における男女格差は今も解消されていません。2024年の世界経済フォーラムによる日本の「ジェンダーギャップ指数」は世界146ヵ国中118位。経済面は120位でした。
 今回の講座では、ケアワークとも呼ばれるアンペイドワーク(無償労働)にも着目し、誰もが誰かをケアし、誰かにケアされる存在であること、ケアが必要な人やケアを提供する人を支えていく社会の在り方について一緒に考えてみようと思います。

(注)ジェンダー規範とは…性別に基づいて社会的・文化的につくられた、あるべき姿や行動、考え、期待のこと。

とき 2月2日(日曜日)午後2時から4時
ところ 公民館 3階講座室
定員 30名(申込先着順)
申込先 1月9日(木曜日)午前9時から
電話またはホームページより申込