〈近現代詩講座〉越境する感受性―茨木のり子を読む
今年度も「いま、戦後詩をみつめる」の講座を開催します。
◆第1部「響きあう双子の星―茨木のり子と尹東柱」
講師 河津 聖恵(詩人、評論家)
◆第2部「戦後詩を越えて―茨木のり子と戦争」
講師 水島 英己(詩人)
〈講師からのメッセージ〉
言葉が軽く消費され、思いつきの発言が世界を不安にしている今、茨木のり子の詩は静かで澄んだ平常の力をもって、私たちに確かな意味を手渡してくれます。「自分の感受性くらい自分で守れ」。この言葉は、感受性を閉ざすためのものではありません。
日本語の歴史や古歌、敗者の記憶に深く沈みながら、愛する夫の不在を抱え、茨木は言葉の奥に潜む時間と痛みを丁寧に掬い上げました。その沈潜はやがて、異なる言語と他者の歴史へと静かに開かれていきます。韓国語を学び、尹東柱の詩に出会い、朝鮮の詩人たちの声を日本語へと移し替えていったのです。
他者の痛みや歴史に耳を澄ませること――それが茨木の詩の中心にあります。
言葉が分断を生む時代だからこそ、彼女の言葉は「越境する感受性」の連帯へと私たちを誘います。また、今年は茨木の生誕100周年でもあります。その開かれた詩の世界を、ご一緒にたどってみませんか。
| とき | 3月14日(土曜日)午後1時30分から4時30分 |
|---|---|
| ところ | 公民館 地下ホール |
| 定員 | 60名(申込先着順) |
| 申込先 | 2月13日(金曜日)午前9時から 公民館まで電話または申込フォームより 公民館電話:042-572-5141 |





更新日:2026年02月06日